猪熊弦一郎展 アートはバイタミン
■ 猪熊弦一郎展 アートはバイタミン
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
会期:2020年6月21日(火)-9月22日(火)
1902年、香川県高松市生まれの画家、猪弦一郎の信条について今一度立ち返り、アートが生活の中にもたらす力を考えることがテーマの展覧会です。猪熊弦一郎は、幼い頃から絵の才能と腕を磨き、展覧会などで活躍しました。30代半ばの頃、鈴木誠、佐藤敬ら同士の画家たちで結成した“新制作協会”は、現在まで続く多くの芸術家たちの活躍の場となっています。1938年にフランスへ渡り、アンリ・マティスに師事しました。また、1955年のニューヨークでの活動以後、抽象的な画風にも挑戦していくなど、90歳での逝去までに新しいことへ取り組んでいく姿勢は、後に続く芸術家たちにも大きな影響をもたらしています。
「猪熊弦一郎展 アートはバイタミン」では、“猪熊自身の暮らし”、“プライベート空間への美の提供”、“パブリックアート”の三部で構成し、絵画作品はもちろん、猪熊が制作した各地にあるパブリックアートの現在、デザインを手掛けた家具や商品の紹介をしています。そして“アートはビタミン剤(バイタミン)”として、生活とアートの関わりの大切さを説いた猪熊の最後の棲家である、田園調布の旧猪熊邸の台所と居間の再現ほか、猪熊作品のある暮らしの提案など、原点に立ち返りつつも新しい試みにチャレンジしている企画展です。
今回記事として取り上げました猪熊弦一郎の作品集や図録、関連書籍は弊店でも特に重点人物として取り扱いに注力しています。画集や図録をお売りされることがありましたらご相談ください。
猪熊弦一郎の関連図書も紹介していますので、展覧会に出かけられる前の予習、鑑賞された後の復習などに役立つ是非ご参照ください。
猪熊弦一郎に関連する作品集や図録、関連書籍
●「猪熊弦一郎回顧展 生誕100周年記念」
開催 :2003-2004年 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館ほか
サイズ :147ページ 30×22cm
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ハードカバー
叙情をたたえた写実から半抽象を経て、本格的な抽象に至った洋画家、猪熊弦一郎の、初期から晩年の代表作品を78点カラー掲載しています。
猪熊弦一郎に関連する作品集や図録、関連書籍
●「猪熊弦一郎展 祝90祭 GUEN INOKUMA」
開催 :1992年 ミキモトホール
サイズ :32ページ 30×23cm
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ソフトカバー
昭和を代表する洋画家、猪熊弦一郎によるアクリル画を、20点カラー掲載しています。
草間彌生に関連する作品集や図録、関連書籍
●「物物 集 猪熊弦一郎」
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著者名 :猪熊弦一郎/ホンマタカシ/岡尾美代子
出版社名:BOOK PEAK
発行年月:2012年7月 初版
サイズ :224ページ 23×16×2cm
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猪熊弦一郎が集めた「民芸品や骨董品、食器など」をスタイリスト・岡尾美代子が選んで、ホンマタカシが撮影した一冊。
猪熊弦一郎に関連する作品集や図録、関連書籍
●「猪熊弦一郎展 20世紀を生きたモダニスト」
出版社名:リブロポート
発行年月:1988年9月 初版
サイズ :26×34×1.2cm
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猪熊弦一郎の1955年から20年間にわたるニューヨークでの作品を
中心に57点カラー掲載。
猪熊弦一郎に関連する作品集や図録、関連書籍
●「猪熊弦一郎 キャンバスを超えた画家」
開催 :1994年
サイズ :141ページ 30×22cm
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初期から晩年の油彩/アクリル作品を多数カラー掲載。
猪熊弦一郎関連する作品集や図録、関連書籍
●「猪熊弦一郎の仕事展 時代を生かし彩ったもう一つの世界」
開催 :2001年 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
サイズ :109ページ 30×22cm
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皆さまになじみのある作品も多く出品されており、猪熊画伯の新たな一面を知ることができる展覧会ではないかと思います。
(あいさつ文)