PLAY! MUSEUM
会期: 2022年10月8日--2023年1月15日
話題の画家、junaida(ジュナイダ)の初となる大規模個展がPLAY! MUSEUMで開催されます。
2015年に“ボローニャ国際絵原画展”入賞、絵本「Michi(2018年)」・「怪物園(2020年)」ははいずれも造本装幀コンクール・日本書籍出版協会理事長賞(児童書・絵本部門)を受賞するなど、近年junaidaが出版した本は常に高い評価を得ています。作品は、緻密な描き込みで創り上げられた空想的な世界の中に、明るさと仄暗さが共存しており、大人から子どもまで見る側の想像力を掻き立てる雰囲気が特徴です。
タイトルとなっている「IMAGINARIUM」とは、「IMAGINE」、「イマジネーション」と「プラネタリウム」などの語尾「-ARIUM」を合わせた造語であり、自身の絵を見た人に“空想してもらえたら嬉しい”と語るjunaidaの言葉の通り、鑑賞者が自由な想像を膨らますことができる展覧会であることを表しています。
内容は「1 交錯の回廊」「2 浮遊の宮殿」「3 残像の画廊」「4 潜在の間」と4つの章で構成され、今回の展覧会に向けた描きおろしの三連画「IMAGINARIUM」をはじめ、初期作品、絵本の原画、手掛けているデパートのクリスマスディスプレイの為に描いた作品、宮沢賢治へのオマージュ「IHATOVO」シリーズや、挿絵や広告といったjunaidaの多彩な仕事の中から、400点以上の作品を集め展示しています。膨大な量の作品を展示する空間は建築家・張替那麻が担当し、赤や金に彩られた宮殿のような仕上がりになっているほか、絵本「怪物園」の怪物たちが映像作家・新井風愉の手により巨大アニメーションとなって、来場者と共に行進する仕様です。また、ワークショップやカフェとのコラボレーション、オリジナルグッズの販売など老若男女が楽しめる内容となっています。
今回記事として取り上げましたジュナイダに関わる作品集や、展覧会図録は重点商品として幅広く取り扱いをしています。また、関連のイラスト集や絵本、画集などは洋書和書を問わず、たいていのものには値段をお付けできます。イラスト集や絵本、画集を処分される際にはご相談ください。
クリエイションギャラリーG8
会期: 2022年4月5日-2022年5月23日
画家・絵本作家として新たな表現に挑戦し続けるミロコマチコの展覧会が銀座“クリエイションギャラリーG8”で開催されます。
1981年大阪府出身のミロコマチコは2012年に「オオカミがとぶひ」でデビュー、同作で日本絵本大賞を受賞、以降も現在までに数々の賞の受賞し、個展を成功させています。エネルギッシュな筆致と色彩で描かれた動植物の作品は話題を呼び、絵本に留まらず挿絵や広告、インスタレーション作品など活動は多岐に展開されていきました。2019年に奄美大島に拠点を移したことで、さらに作風に変化が起きたとミロコ本人は語ります。キャンバスの中に奄美大島に伝わる伝統的な染色と取り入れ、島の自然そのものを作品の一部とします。
また、描き上げた作品だけではなく、1番自身にエネルギーが溢れている制作過程に注目し、制作中に身につけていた衣類、その空間にあった布や紙、ビニールなどもキャンバスに貼ることで作品を完成させていきます。
今回の展覧会のタイトルにもなっている「うみまとう」とは「生み出す」こと、ミロコマチコが描き続ける生きものの根源となる「海」、まとわりつき、絡まる「纏う」を組み合わせた造語です。「うみまとう」では、新作の絵画作品に加え、作品が生み出されるまでの過程をインスタレーションとした展示、島での制作風景を映した映像なども公開し、奄美大島に移住したことによって広がったミロコマチコの新たな世界を紹介しています。
今回記事として取り上げましたミロコマチコに関わる作品集、展覧会図録、関連書籍は重点商品として幅広く取り扱いをしています。また、国内外の絵本作家のデザイン本やイラスト集の買取も積極的にしていますので、絵本作家のデザイン集、イラスト作品集や展覧会図録を処分される際にはご相談ください。
板橋区立美術館
会期: 2021年11月20日-2022年1月10日
板橋区立美術館ではコロナ禍でのさまざまな制限を乗り越え、画家、絵本作家、グラフィックデザイナーとして活躍する現代アーティスト、ポール・コックスの個展「つくる・つながる・ポール・コックス展」を開催します。
1958年、フランス・パリに生まれたポール・コックスは、教師の職を経た後、独学で学んだ創作活動の道に進みました。絵画や広告デザイン、絵本など幅広い仕事を手掛け、1999年に絵本「えのはなし」ではボローニャ国際児童図書賞を受賞、ほか舞台美術など、多岐にわたる分野で活躍しています。
老若男女にわかりやすく、明るい画風はフランスのみならず、世界中にファンを得ることになり、日本でも絵本や大手企業の広告を多数手掛けたことで、現在でも多くの人に親しまれています。今回の展覧会では、2006年より縁あってポール・コックスと交流が続く板橋区立美術館ならではの内容となりました。絵本や舞台のポスターなどのグラフィックデザインをはじめ、近年力を入れて制作している風景画や、ポールの個性を詰め込んだ体験型インスタレーション作品などの新作を含めた多数の資料を公開しています。
今回記事として取り上げましたポール・コックスの作品集や図録、関連書籍は重点商品として幅広く取り扱いをしています。また、イラストレーターとしても活躍する作家の絵本やイラストレーション集は品揃え商品拡充のために、買取も積極的にしていますので、イラスト・絵本をお売りされる際にはご相談ください。
刈谷市美術館ほか
会期:2020年6月2日(火)-7月11日(土)
ファンタジックで細緻な画風で知られ、アパレルブランドや企業とのコラボレーションでも話題を集める画家・イラストレーター、ヒグチユウコの過去最大規模となる個展です。4部構成になっている本展では、「絵本」「CIRCUS」「ホラー」「最近の仕事」のテーマごとにヒグチユウコの世界観を深く掘り下げています。「絵本」では、絵本デビュー作である「ふたりのねこ」から、大人気シリーズ「せかいいちのねこ」の作品たち、2018年発売の近作「ほんやのねこ」の原画などが一堂に会します。展覧会のテーマにもなっている「CIRCUS」では、展覧会のため描き下ろされた原画のほか、2017年にテディベア作家今井昌代氏とのコラボレーションで出版された「カカオカー・レーシング」を立体化した作品も展示されています。「ホラー」では、ヒグチユウコ作品ののダークな一面に注目し、多くの人を惹きつける表現の多彩さをのぞき見ることができます。
「最近の仕事」では、近年さらに様々な活動に挑戦しているヒグチユウコの近作の数々を原画で楽しめます。会場には以上の500点を越える作品群が集結し、多摩美術大学在学中を含め、約20年の活動の集大成と言える内容となっています。
宇野亜喜良、草間彌生、ヘンリー・ダーガー、ハンス・ベルメールなどからの影響を感じる画風の作品も多く、影響を受けた作家を想像しながら楽しむこともできます。
今回記事として取り上げましたヒグチユウコをはじめ絵本作家からイラストレーター、デザイナーなどマルチに活躍する作家の作品集や展覧会図録は国内外問わず、重点商品として取り扱いしています。絵本,イラストに関する本や作品集などご蔵書を整理される際にはご相談ください。
また、展覧会に出かけられる前の予習、鑑賞された後の復習などに役立つ関連図書も紹介していますので、是非ご参照ください。
平塚市美術館
会期:2019年7月6日-8月25日
絵本作家をはじめとし、画家、装丁家、デザイナーなど多岐にわたる活動を行ってきた安野光雅。
初期の作品から近作まで幅広く紹介する展覧会です。
絵本原画、ポスター、挿絵や本の装丁など津和野町立安野光雅美術館所蔵作品から貴重な作品が多数展示されています。
●「安野光雅 イラスト絵本 5冊セット 美しい数学シリーズ」
出版社名:童話屋
サイズ :26×22cm
定価 :1,450円×5冊
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すべてハードカバー
・「ふしぎな たね」 ふしぎな たね
発行年月:1992年8月 初版
・「壷の中」
作:安野雅一郎
発行年月:2007年 再版
・「赤いぼうし」
文:野崎昭弘
発行年月:2012年 再版
・「3びきのこぶた」
文:森毅
発行年月:2008年 再版
・「10人のゆかいなひっこし」
発行年月:2011年 再版
富山県美術館
会期:2019年6月1日-7月28日
建築、家具、ポスター、食器からアニメ、おもちゃまでチェコのデザイン全体を歴史と共に振り返る内容です。
時代としては19世紀から社会主義時代、現代まで、チェコ国立プラハ工芸美術館が企画した内容。
チェコの代表的な画家アルフォンス・ミュシャの作品やチャペックの絵本、アニメーションの世界などが楽しめます。
●「7わのからす ちえのつく とびだすえほん」
著者名 :だ・かぽ同人 編訳
出版社名:岩崎書店
発行年月:1966年7月 初版
サイズ :27×21cm
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ソフトカバー
●「Kveta Pacovska and Czech Picture Books」
開催 :2013年 美術館「えき」KYOTO
サイズ :103ページ 24×24cm
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「クヴィエタ・パツォウスカーとチェコの絵本展」
ソフトカバー
チェコの絵本作家、クヴィエタ・パツォウスカーによる絵本はじめ、
ヨゼフ・チャペック、カレル・チャペック、イジー・トゥルンカなどの
絵本を、カラー掲載しています。
世田谷美術館
会期:2018年11月17日(土)-2019年1月27日(日)
画家でありデザイナー、教育者、また絵本作家などなどさまざまな顔をもつイタリアの
美術家ブルーノ・ムナーリの展覧会です。
大人、子ども隔てなく楽しむことのできるブルーノ・ムナーリの作品を、
20世紀初頭の芸術運動“イタリア未来派”から始まり、
あらゆるジャンルから約300点の作品とともに鑑賞することができます。
●「Bruno Munari Nella Notte Buia In the Dark of the Night」
出版社名:Muggiani Editore
発行年月:1956年 第3刷版
サイズ :52ページ 24×17cm
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ハードカバー
テキスト:英語
パラフィン紙に草木と昆虫を描いた夜明けの牧場、
ベージュのマット紙に穴を切り抜いて洞窟を描いたりと、
ブルーノ・ムナーリによるデザインの傑作絵本。
1956年、ミラノの「Muggiani Editore」発行、第3刷版。
刈谷市美術館
会期:2016年7月23日(土)-9月4日(日)
ユーモア溢れるナンセンスな作品で日本の絵本に新風を吹き込んだ長新太(1927-2005)の、没後10年をうけて開かれる展覧会。
長が手掛けた絵本や児童書の原画のほか、漫画やイラストレーションなど約250点の作品が集められました。
「イマジネーション」「センスとナンセンス」という2つのキーワードで構成された本展から、奇想天外な発想を生み出す長の脳内を覗きみることができます。
●「長新太 絵本 5冊セット」
・「キャベツくん」
著者名 :長新太
出版社名:文研出版
発行年月:1991年1月
サイズ :28×22cm
定価 :1030円(税込み)
・「ブタヤマさんたらブタヤマさん」
著者名 :長新太
出版社名:文研出版
発行年月:1990年8月
サイズ :28ページ 26×21cm
定価 :1010円(税込み)---絶版
・「キャベツくんとブタヤマさん」
著者名 :長新太
出版社名:文研出版
発行年月:1990年11月
サイズ :26×21cm
定価 :1010円(税込み)
・「キャベツくんのにちようび」
著者名 :長新太
出版社名:文研出版
発行年月:1992年5月
サイズ :26×21cm
定価 :1100円(税込み)
・「おつきさんのき」
著者名 :長新太
出版社名:教育画劇
発行年月:1990年6月
サイズ :31ページ 24×21cm
定価 :1000円(税込み)
ちひろ美術館・東京
会期:2015年5月27日-2015年8月2日
ユーモア溢れるナンセンスな作品で日本の絵本に新風を吹き込んだ長新太(1927-2005)の、
没後10年をうけて開かれる展覧会。
長が手掛けた絵本や児童書の原画のほか、漫画やイラストレーション、エッセイなど約150点の
作品が展示されています。
それらを「イマジネーション」「センスとナンセンス」という2つのキーワードで構成し、
長新太の発想の源や作品の背後にあるロジカルな思考を感じられるようなモチーフとなっています。
会期中は絵本の読み聞かせやトークイベントも開催されるようです。
●「おしゃべりな絵 長新太展」
開催 :2004年 宇都宮美術館
サイズ :133ページ 19×19cm
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ソフトカバー
数多くの代表作を含む長新太の作品約50タイトル
の中から精選した23タイトル、200点の原画を紹介するも
のです。(あいさつ文より)
●「Oscar Niemeyer Houses」
著者名 :谷川俊太郎/長新太
出版社名:理論社
発行年月:1965年7月 初版
サイズ :27×21cm
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ハードカバー
ノエビア銀座ギャラリー
会期:2015年1月13日〜2015年3月27日
パリの街並みを描いた画集「『ton paris」と晩年の絵本雑誌『キンダーブック』への作品。
その両面の活動からその詩情豊かな世界観を紹介した内容となっています。
●「茂田井武美術館/記憶ノカケラ」
出版社名:講談社
発行年月:2008年9月 初版
サイズ :160ページ 24×19cm
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ソフトカバー
早世の天才画家・茂田井武、その画業全体と人間像
をまとめた珠玉の作品集。
特別付録/手作り絵本「巴里の子供」(帯紹介文から)