奈良原一高 王国 東京国立近代美術館 2015年3月1日まで
■ 奈良原一高 王国
東京国立近代美術館
会期:2014年11月18日--2015年3月1日
この展覧会では、戦後に活躍した世代の代表的な写真家の一人である「奈良原一高」の
『王国』を紹介。
奈良原一高は、「王国」で日本写真批評家協会賞新人賞を受賞しています。
北海道の修道院『「王国」より沈黙の園』と、和歌山の女性刑務所『王国」より壁の中』の2部で
構成されています。
それぞれ外部と隔絶された極限状況である空間に生きる人間存在に焦点を当てた作品。
タイトルの「王国」は作小説『追放と王国』(アルベール・カミュ作)の中から引用していいます。
奈良原一高の写真集
●「奈良原一高写真集 時空の鏡」
出版社名:新潮社
発行年月:2004年5月 初版
サイズ :207ページ 30×24cm
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ハードカバー
1950年代、日本の鏡
ヨーロッパの鏡
ジャパネスクの鏡
1960年代、ファッションの鏡
ヴェネツィアの鏡
アメリカの鏡
エデンの鏡
21世紀への鏡
奈良原一高の展覧会図録
●「手のなかの空 奈良原一高 1954ー2004」
開催 :2010年 島根県立美術館
サイズ :308ページ 29×21cm
奈良原一高は、自らの身を置く「場」を移しながら、そこ
に生きる人間の生命力を、巨視的な視野で捉え、極めて独
創的で詩情豊かな映像を生み出し、国際的な評価を得まし
た。本展では、奈良原一高の写真の全貌に迫り、その核を
形成した50〜60年代に焦点をあて、魅力の本質を探ります。
(あいさつ文)