1936年生まれ、スペイン・リアリズムの画家、アントニオ・ロペス・ガルシアの素描画集です。
鉛筆によるモノクロ・ドローイングが、多数掲載。
ロシア成主義建築家でグラフィック・デザイナーの、ヤコブ・チェルニコフの作品集。
1930年代から1950年代までの建築ドローイングやグラフィック、タイポグラフィー・デザインなどが、カラー&モノクロ図版で200点以上掲載されています。
詳細を読む »三菱一号館美術館
会期: 2022年2月18日-2022年5月15日
20世紀のウィーンと京都を拠点に活躍したデザイナー、上野リチ(上野リチ・リックス)の回顧展が開催されています。「上野リチ」の名は結婚後の愛称に近いものであり、元々の名は「フェリーツェ・リックス」、1893年にオーストリア・ウィーンの裕福な家庭に生まれました。
ウィーン工芸学校で学び、師であった新進芸術家グループ“ウィーン分離派”のひとり、ヨーゼフ・ホフマンのもとで“ウィーン工房”のデザイナーとして働き始めます。自由な曲線と女性的な明るい色使い、可愛く身近なモチーフを使用したデザインは親しみやすく、評判を呼びます。
1925年、ヨーゼフ・ホフマンの建築事務所に在籍していた上野伊三郎(1892-1973)と結婚。翌年、上野の地元京都に移った後も1930年の退所までウィーン工房に所属し、2つの国を往復しながら活動しました。ウィーン工房では主にテキスタイルを手掛け、ほか壁紙や刺繍を使った小物、建築家であった夫についてインテリアや内装のデザインに関わります。
また京都では、七宝や織物などの日本工芸に携わった作品も残しています。戦後は京都市立美術大学(現在の京都市立芸術大学)で教鞭をとり、上野伊三郎と共にインターナショナルデザイン研究所を設立するなど、デザイナーを育てる教育者としても活躍します。
今回の展覧会では、ウィーン、ニューヨーク、京都の美術館収蔵の品から上野リチの魅力が詰まった作品250点以上を展示し、生涯の活動の全貌を紹介するものです。
今回記事として取り上げました上野リチの作品集をはじめ工業デザイン関連の図録、関連書籍は重点商品として幅広く取り扱いをしています。買取も積極的にしていますので、工業・商業デザイン関連の作品集や展覧会図録を処分される際にはご相談ください。
1970年英国ケンブリッジ生まれ、ヤング・ブリティッシュ・アーティストの画家、ジェニー・サヴィル。
2011年にニューヨークの「Gagosian Gallery」で開催された展覧会の図録。
ポートレートを中心とした油彩、水彩によるペインティングはじめ、素描・デッサン作品が、35点掲載されています。
詳細を読む »1970年英国ケンブリッジ生まれ、ヤング・ブリティッシュ・アーティストの画家、ジェニー・サヴィルの画集。
人間の身体を一つの肉の塊のように捉えて描いた作品など図版が多数カラー掲載されています。
国立新美術館
会期: 2022年3月2日-2022年5月23日
イギリスを代表するコンセプチュアルアーティスト・ダミアン・ハーストの最新作「桜」シリーズを展示する、国内初の大規模個展が開催されています。
1965年、イギリス・ブリトル出身のハーストは、多くの世界的アーティストを輩出していることで知られる“ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ”にて学びます。在学中より仲間うちで展覧会の企画などを行い、「生と死」をテーマにインパクトのある作品を次々と発表することで注目を浴びるようになります。1990年代に活躍した“ヤング・ブリティッシュ・アーティスト(YBAs)”と呼ばれるイギリスの有望な若手アーティストたちの中でも特に中心的な存在となり、以降現在までにイギリスのみならず国際的にアートシーンを先導するポジションとなっています。
コンセプトに対して表現方法は絵画、インスタレーション、オブジェ等様々なスタイルをとっており、展覧会「桜」ではアクション・ペインティングや印象派などの手法をベースに、ハーストが長年追究している独自の絵画表現を最新の形で観ることができます。
新国立美術館では、約3年間を費やし制作された「桜」シリーズ全107点のうち、ハースト自身が選出した24点を展示しています。そのすべてが縦2.7mを超える大型作品であり、最大のものは縦5m、横7mにもおよび、生命力溢れるハーストの桜の風景をダイナミックに感じる展示空間になっています。
今回記事として取り上げましたダミアン・ハーストの作品集や展覧会の図録、関連書籍は重点商品として幅広く取り扱いをしています。買取も積極的にしていますので、ダミアン・ハーストの作品集や展覧会図録を処分される際にはご相談ください。