ファッション写真界の巨匠、ピーター・リンドバーグの、2010年にベルリンで開催された展覧会の際に発行された写真集。
ストリート・スナップや女性をとらえた作品など、モノクロ&カラー&モノクロ写真が多数掲載されています。
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会期: 2022年1月21日-2022年3月25日
100年以上に渡り、日本美術の収集を行い、海外の美術館としては他にないコレクション数を誇るボストン美術館。その膨大なコレクションの中から“武者たちをテーマに描いた浮世絵(武者絵)”と刀剣を厳選し紹介します。
武者絵とは、歴史や伝説上などに名を残す武者(武士、武芸に秀でた者)や戦の場面を描いた作品のことで、特に江戸時代で浮世絵のジャンルのひとつとして人気を博しました。浮世絵を確立したと言われる江戸時代初期の画家、菱川師宣をはじめ、時代の変わり目になる明治時代の月岡芳年まで名だたる浮世絵師たちが多くの作品を残しています。
「THE HEROES」では、神話の時代から源平、戦国、物語の英雄など、武者絵作品の時代背景に沿って迫力満点の作品118点を展示。同時に武者絵と同じモチーフで作成された刀の鐔も紹介し、よりヒーローたちの活躍を楽しめる構成となっています。また、世界有数のボストン美術館の日本刀コレクション(約600口)から、名刀20口を厳選。最も古いものでは、平安時代“刀工の祖”とされる安綱の作品「太刀 銘 安綱」から、世界的コレクターウォルター・コンプトン氏の寄贈品など、様々な時代、地域、流派の作品を、華やかな刀装具とともに展示しています。
ボストン美術館所蔵の刀剣コレクションがこの規模で出品されるのは約半世紀ぶりです。さらに、武者絵の世界観をより楽しむため国内のコレクションからも関連する刀剣作品を複数出品し、幅広い層が楽しめる内容になっています。
今回記事として取り上げました武者絵や浮世絵の作品集(特に菱川師宣、歌川国芳、月岡芳年関連の)展覧会の図録、関連書籍は重点商品として幅広く取り扱いをしています。買取も積極的にしていますので、浮世絵や画集を処分される際にはご相談ください。
愛知県美術館
会期: 2022年1月22日-2022年3月13日
様々なムーブメントが生まれ、変革を繰り返す現代美術の中で1960-70年代のミニマル・アートとコンセプチュアル・アートに注目した、日本国内では貴重な機会となる展覧会が愛知県美術館で開催されます。
出品される作品は、ドイツ・デュッセルドルフに創設された“フィッシャー・ギャラリー”のコレクション(近年は一部デュッセルドルフ・ノルトライン?ヴェストファーレン州立美術館収蔵)であり、ミニマル/コンセプチュアル・アートに特化した美術館ならではの充実した内容となっています。装飾性を取り除き、シンプルさと抽象性を追求したミニマル・アートとアイデア・コンセプトが作品において最も重要とする考えのコンセプチュアル・アート。
1960-70年代にアメリカで生まれ国際的なムーブメントとなったこれらの様式(運動)は、2020年代となった今でもアーティストの創作活動に影響を与え、多くの人を惹きつけています。フィッシャー・ギャラリー創設者のドロテ&コンラート・フィッシャー夫妻は1960-70年代の動向を見通し、アメリカやヨーロッパを中心に広い範囲から作品を収集しました。
今回の展覧会では、全18作家の作品を通して、ミニマル/コンセプチュアル・アートの潮流を読み解きます。また、フィッシャー夫妻と作家との間でやりとりされた書状や指示書から、作品ができあがるまでの工程、フィッシャー・ギャラリーでの展示風景などを多数の資料とともに展示されています。
出品作家:カール・アンドレ / ダン・フレイヴィン / ソル・ルウィット /
ベルント&ヒラ・ベッヒャー / ハンネ・ダルボーフェン / 河原温 / ロバート・ライマン/
ゲルハルト・リヒター / ブリンキー・パレルモ / ダニエル・ビュレン /
リチャード・アートシュワーガー / マルセル・ブロータース / ローター・バウムガルテン/
リチャード・ロング / スタンリー・ブラウン / ヤン・ディベッツ / ブルース・ナウマン/
ギルバート&ジョージ
今回記事として取り上げましたコンセプチュアル・アートの作品集や関連書籍、また現代美術作家の画集や写真集は重点商品として幅広く取り扱いをしています。買取も積極的にしていますので、現代アートの作品集を処分される際にはご相談ください。
1枚の写真があらゆる説明を越えて、人物の本質を伝えることもある。私たちは、縄文人の実像を伝える際に、芸術と科学が互いに排除するものではなく、共に対象の本質に迫る方法だと考え、この写真集を企画した。(帯紹介)
国立科学博物館が編集の関わり、人類学に基づいたデータをクリエーターが持つ技術によりその実像をより正確に伝える試みをした大型本です。
限定1000部発行。
描き下ろしリーフレット付き。
949年生まれ、英国のコンセプチュアル・アーティスト、ジョン・スティザカーの、2011年から2012年にロンドンのギャラリーなどで開催された展覧会の図録です。
フォト、コラージュなどの作品が、多数掲載されています。
アメリカン・ポップアートのアーティスト、エドワード・ルッシェの自費出版写真集です。
プールのカラー写真9点と、割れたグラスをとらえたカラー写真1点が掲載されています。
箱の中に球体・鳥・硝子器・古い地球儀や地図などのモチーフを配置する作品を作り続けるアメリカの現代アーティスト、ジョゼフ・コーネルの作品集です。
ボックスなどの立体作品や絵画、コラージュなどが、カラー&モノクロ図版で多数掲載されていますコラージュのシートやタグなどが入った、仕切りありのボックス付き。
中国では焼成温度が1000度以下の焼物を陶器、1000度以上のものを磁器と呼んでいます
中国で土器が作られたのは紀元前7000年頃といわれています。
中国北部、黄河流域の文明が発達したことに伴い最古と思われる土器が作られました。ここに陶磁の原点を置き、さらに紀元前3000年頃にはすでに彩りとさまざまな模様のある作品が確認されています。
色彩によって“紅陶”、“白陶”、人間・動物や魚、幾何学的な模様が見られる“彩陶”ほか、これらは総じて“仰韶文化”と呼ばれています。
これらは祭事などの特別な目的があって作られ、殆どが一般的には使用されていなかったと考えられています。
仰韶文化から約1000年〜1500年後に起こった龍山文化は黒陶文化とも呼ばれ、黒陶・灰陶と言われる薄く技術の高い陶器が生活の中にも用いられました。
殷時代に入ると、施釉の技術が加わり、“灰釉土器”が登場しました。また窯の進歩で、より高温での焼成が可能になり、中国での磁器の定義(施釉、1200度以上の高温で作成ほか)に沿うものが出てきたこの時代の出土品を“原始磁器”または“原始青磁”と呼んでいます。まだ完全な青磁と呼ぶには未熟な段階でした。また春秋時代末から戦国時代にかけて、幾何学印文硬陶(施釉なしの硬質土器)の最盛期でもありました。戦国時代以降には、秦始皇帝陵の兵馬俑に代表される灰陶、加彩灰陶(灰陶に赤、黒、白などの彩色を加えたもの)の俑が大量につくられています。
ニッポンのニッポン 日本的なるものの寡黙な美
オーストリア出身の世界的なタイポグラファー、ヘルムート・シュミットによるデザイン論。
ニッポンのニッポンはヘルムート シュミットがスイスのティポグラフィシェモナーブレッテル誌に1968年1月から1973年3月まで連載した記事をまとめたもの。