西洋書体を紹介する1冊。
ボドニ、ローマン、イタリック、ヘレニック、サンセリフ、スクリプトなどのスタイルと、アドリアン・フルティガー/Adrian Frutiger、エリック・ギル/Eric Gill、パウル・レナー/Paul Rennerなどのデザイナーによるアルファベット書体が多数掲載されています。
本体はクロス装幀となっています。
詳細を読む »風景、花、そして動物の骨だけをテーマとして描きつづけた、アメリカを代表する女流画家、ジョージア・オキーフのカタログレゾネ。
油彩画、素描、水彩画、彫刻などが、約2000点掲載されています。
函入り、2冊組み。
詳細を読む »ファッション、アート、写真が一体となったニューヨーク発のアート雑誌です。
写真家スティーブン・ガン、モデルのセシリア・ディーン、メイクのジェームス・カリアードスの3人により1991年に限定1000部で創刊されました。
ファッションとアートの融合という当時珍しかったアイデアと他に類を見ないオリジナリティで、すぐにクリエイティブ業界全体から注目を集める存在になりまます。
毎号ごとに装幀のスタイルを変えており、自由な判型・形状・素材で発行されるのが大きな特徴です。雑誌というよりむしろヴィジュアル・アートのオブジェの印象を与えます。
ヴィジョネアはアート本出版の枠を広げました。
経営を広告に依存していないため一冊の値段は高めですが、その分クエイエーターの自由な表現の可能性を追求する編集姿勢を貫いています。
多くのクリエーターがその主旨に賛同し、時代を先駆けて活躍するトップアーティストはもちろんのこと、新進気鋭のアーティスト達も制作に参加してきました。
また、一流ファッションメゾンの間でも、VISIONAIREと組むことが一種のステイタスともいわれ、これまでに世界に名だたる企業とのコラボレーションを実現。
たとえばルイ・ヴィトンとコラボレーションした18号では、同社のバックなどに使用されるモノグラムが装丁に利用され、ヴィジョネアの人気度・認知度が一気に高まりました。
ヴィジョネアは現在でも発行が続いています。
すべての号が限定発売されていることも特徴的です。
すべてにナンバーリングが施され、世界中でコレクターズアイテムとなっています。
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大正期の絵画主義写真全盛の時代と昭和初期から始まる新興写真の時代にわたって活躍した日本を代表する写真家、野島康三の写真集。
ポートレートや花などのモノクロ写真が、52点掲載されています。
函入り、本体の装幀はクロス。
装幀レイアウトを原弘
巻頭は梅原龍三郎の追悼寄稿。巻末は原弘、木村伊兵衛らの寄稿
詳細を読む »西宮市大谷記念美術館
会期:2021年6月18日-9月26日
近年では新国立競技場の設計にも大きく貢献し、現代日本を代表する建築家のひとり、隈研吾の大規模展覧会です。日本の現状と風土に向き合った作品を数多く提案し、それぞれの土地にある、特色や背景を組み込んだ建築作品は海外からも称賛されました。そして、現在までに世界各地の建築設計を担当、数々の建築賞を受賞。今回の展覧会では、そんな世界各地にある多くの作品の中から、規模に関わらず公共性の高い68件の建築物を選び出し、紹介しています。
建築物を隈氏の提唱する5つの原則「孔」「粒子」「やわらかい」「斜め」「時間」に分類し、本人による解説と模型や写真などの資料などと共に展示します。
また、「東京計画2020(ニャンニャン)ネコちゃん建築の5656(ゴロゴロ)原則」では、下から見上げるネコの視点で都市の生活を見直すということをテーマに、隈研吾氏の信条とする土地とその未来につて考えるという内容のリサーチプロジェクトも発表されました。映像作品では、瀧本幹也、藤井光、津田道子などのアーティストとのコラボレーションにより、隈研吾作品をさまざまな視点から眺め、VRでは360度のリアルな映像で体感できる内容となっています。コロナ禍という時代の分岐点で、建築と公共性の未来について考えるきっかけとなる展覧会になります。
今回記事として取り上げました隈研吾の建築作品集や展覧会の図録、関連書籍は洋書和書を問わず重点商品として幅広く取り扱いをしています。特に建築の作品集や建築解説書は買取も積極的にしていますので、建築書を処分・お売りされる際にはご相談ください。
写真家・石内都と楢橋朝子が編集するフォト・マガジン。
柏亜矢子、秋山祐徳太子、野村恵子ほか。
・「2号 1996年」 石内都 楢橋朝子
・「3号 1996年」 石内都 楢橋朝子
・「5号 1997年」 やなぎみや 石内都 楢橋朝子
・「6号 1998年」 楢橋朝子
・「8号 1999年」 石内都
・「10号 2000年」
1904年生まれ、オランダのベネディクト会の修道士であり建築家、ハンズ・ファン・デル・ラーンによるアルファベット・デザイン集。
墓石など石材に刻むためのデザインが、ライン・ドローイングや図面で掲載されています。
詳細を読む »和田誠氏が描いた名作映画のイラスト映像コミュニケーションカンパニーIMAGICAのカレンダーイラストを100点掲載しています。
詳細を読む »・「上 日本の生活スタイルの原点となったデペンデントハウス」
デペンデント(扶養家族)という用語は、さかのぼればアメリカの西部開拓の歴史からすでにあったという。戦地、占領地にあっても家族はともにあるという、家族の絆、生活の原点を実践するシステムともいえる。そこには、現代生活にあるすべてがあった。リビングルームには調度品や家具、ダイニングルームやキッチンには数々の家庭用品が揃えられ、衛生的な設備などが完備された。特に電化製品(洗濯機、冷蔵庫、掃除機、空調機)は日本の庶民には衝撃ですらあった。これらの国産化を通して、わが国の生活革命が構築されてきた原点を検証する。(説明文)
・「下 デペンデントハウスが残した建築・家具・什器」
発行年月:1999年2月 初版
報告書『デペンデントハウス』(1948年)にはアメリカ生活の衣・食・住を、国産技術が初めて作り上げた多くの実証例とともに、建築・家具・什器など、さまざまな生活の分野において広く技術的向上に寄与した、知られざる戦後日本の産業・文化の足跡が記録されている。今日のわが国の生活文化の原点を問う貴重な資料である。(説明文)
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