カテゴリ区別の難しい専門書の中の一つのジャンルとしてアート系写真集と言うものがあります。
馴染みのない方には普通の写真集と何が違うのという感じかもしれませんが、専門書の中では価値の高い書籍の一つです。
今回はジャンルをアート系写真集に絞り、その中でさらにどのような種類分けができるのか、また買取に有利なものとはどんなものなのかに見ていきたいと思います。
アート系写真集と普通の写真集との違いを簡単に言えば、被写体がアートと言える美術作品として成立しているかどうかということです。
人物、風景、ファッション、植物、静物全般…。対象物は広範に渡るため、アート写真に触れたことがのない方が見た場合、内容の善し悪しを判断することは難しいかもしれません。
Bunkamuraザ・ミュージアム
会期:2018年3月20日(火)-4月18日(水)
昭和初期から活躍した洋画家猪熊弦一郎氏の捉えた「猫」の作品を中心にした展覧会です。
たくさんの猫を暮らした生活のなかで彼の捉えた油彩、水彩、スケッチなど、多くの作風や
表現方法など100点を超える作品を様々な角度から楽しむことができます。
●「ねこ・猫・ネコ リニューアル記念特別展」
開催 :2014年 渋谷区立松濤美術館
サイズ :183ページ 30×21cm
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ソフトカバー
近世以後の猫が描かれた作品を中心に、中国・朝鮮の作品
を含む87点の絵画・彫刻を、カラー掲載しています。
黒田清輝/夏目漱石/堂本印象/猪熊弦一郎/与謝蕪村/
藤田嗣治/司馬江漢/椿椿山/富岡鉄斎/斉白石ほか。堂笑意軒
専門書の中には個性が強く、どのジャンルに分類されるのか分からない本もありますよね。
建築書もその一つではないでしょうか。
先号に続き、建築書に関する基本的な種類分けの知識と、買取り価格についてお話ししていきたいと思います。
国内外の建築家の作品集は洋書・和書を問わず、重要な買取の対象となります。
著名な国内、海外建築家の作品集だけでなく、建築に関わる展覧会の図録や建築雑誌の建築家特集も同様です。
中でも特に建築家全集や、シリーズものと言われる作品集・著作がセットで出版されているものは定番として確実に買取してもらえます。
国内ではあまり認知されていないけれど、国際的には注目されていて、かつ建築家の方達にも人気の高い海外の建築家がいます。そういった建築家の作品集などは高値で取引されていることは以外と多いケースとして挙げられます。
また、古い全集なども全巻揃えるのが難しいため、マニアの間で人気になっているものも少なくありません。
少し本題からは外れますが、古くはダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、現代ではコルビユジエなど...スケッチや絵画の分野の作品を発表している建築家の作品集や図録も需要の高いものが多いです。
著者名 :Guy Peellaert,Pascal Thomas,Henry Chapier
出版社名:Eric Losfeld Editeur
発行年月:1968年
サイズ :71ページ 30×22cm
在庫・販売価格・状態など商品についてのご質問は
下の「お問い合せ」フォームよりお願いいたします。
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今回は、専門書の中でも特に歴史が古く、貴重な書物の多い建築書について、高く買い取ってもらうコツと買取の方法を見ていきたいと思います。
専門書の中でも特に専門性が高く、一般の人には評価することさえも難しい建築書は一般的な古本買取店に出しても正確に評価されることはまずないかと思います。
一般的な古本買取店では、本の傷み具合や出版からの年月、買い手のニーズによって本の買取価格が決められます。そのため、建築書のような出版年が古いものや、買い手のニーズが限定的な書籍は高い買取価格が付けられにくくなります。
お持ちの建築書の中にとても貴重な書籍が混じっていたり、全巻揃いで価値が高かったりしても、適正に評価されない可能性が高いです。
専門書を扱う店に買取を依頼されることをお勧めします。
専門書の中でも特に建築関連の書籍や作品集については、古くてヨゴレが目立つため、捨ててしまいそうになった本や、まったく気にも留めていない本に高値が付くことも少なくありません。
著者名 :山梨幹子
出版社名:婦人画報社
発行年月:1974年11月 初版
サイズ :149ページ 26×18cm
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出版社名:エー・アンド・ユー
発行年月:2014年4月
サイズ :135ページ 29×22cm
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引き続き、展覧会図録(パンフレット)や画集の買取について
展覧会に行った際に買ったパンフレット(図録)を売りに出したいという方は多いかと思います。
ただ、実際どこで売れば良いのか決めるのはなかなか難しいものです。
そこで今回は、展覧会で買った図録や画集を少しでも高く売る方法について紹介させていただきます。
展覧会図録を初め、美術工芸関連の作品集や図録を専門に扱う古書店では、ホームページ上にその分野の本を詳しく解説付きで掲載しているはずです。
その中に自分の持っている図録や同じタイトルでなくても、本の傾向や雰囲気などが合っていると判断できれば、たいてい選択に間違いはないと言えます。
他店よりも正確に査定してもらえて、高値で取引できる場合が多いです。
まずは自分の図録に古本としての需要があるかどうか、メールやお問い合わせフォーム、お電話などで問い合わせされることをお勧めします。
開催 :2012年 国立新美術館
サイズ :296ページ 30×20×3cm
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著者名 :Milco Carboni,Hans Hollein,Ettore Sottsass
出版社名:Skira
発行年月:2005年
サイズ :620ページ 22×16×6cm
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