郡山市立美術館
会期:1月16日(土)- 3月21日(月)
モダンで情緒豊かな作風により世界的に評価・人気の高い陶芸家ルーシー・リー(1902?1995)の展覧会です。
ウィーンで生まれたリーは工業美術学校時代にウィーン工房のヨーゼフ・ホフマンらの影響をうけ、ロンドンに移住後はイギリスを代表する陶芸家や研究家から学びます。バウハウス様式、バーナード・リーチ様式、ギリシャ様式、中国・朝鮮の古典陶磁器様式を取り入れ独自の様式を開拓しました。
リーを語る上で欠かせないのが釉薬。かつてない釉色を数多く開発し、彼女のあたたかみのある作風を特徴付けました。またろくろによって生み出される優美な曲線をもつ造形も魅力です。
本展は約200点の作品を通して、ルーシー・リー様式が形成される過程・全貌に迫っています。
●「ルーシー・リー モダニズムの陶芸家」
著者名 :エマニュエル・クーパー
出版社名:ヒューステン
発行年月:2014年7月 初版
サイズ :329ページ 23×15cm
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ハードカバー
あゝ、ウィーン
模範的な生徒
ろくろに魅せられて
自分自身の工房
センスある若き陶工
明日はまた別の日
ハイクラス・ポター
陶芸家とボタン作り
自分自身の方法で作れば良い
際立った力量
有機的な図形と空間へのアプローチ
都会的な陶芸家、都会的なポット
陶芸は私の仕事です
ポットの永続性 ほか
(目次)
東京国立博物館
会期:2015年9月8日(火)- 2015年11月29日(日)
2015年秋に130周年を迎えるイタリアのジュエリーブランド、ブルガリ(BVLGARI)。
ブルガリの長い歴史のなかで生み出されてきた作品の数々を紹介する展覧会です。
高い美意識のもと創造されてきたブルガリのアクセサリーは、
古代ギリシャやローマ文化の美術・建造物をはじめ、極東アジアや日本にインスピレーションを
得た作品など、時代ごとに様々な要素を含んでいます。
その時代ごとのデザインの変遷を、約250ピースに及ぶ歴史的なアーカイブピース(過去の作品)で辿る本展。
往年の銀幕スターが実際に着用したジュエリーも公開予定です。
特にハリウッドの伝説的スターであるエリザベス・テイラーが愛用したジュエリーには目をみはるものが
あります。
テイラーが主演した映画「クレオパトラ」で使用した煌びやかなジュエリーは必見です。
●「Tiara」
出著者名 :Diana Scarisbrick
出版社名:Chronicle Books
発行年月:2000年
サイズ :192ページ 22×21cm
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ハードカバー
テキスト:英語
英国王室やロシア帝室をはじめとした、ヨーロッパ貴族らのティアラ
の名品はじめ、カルティエ/ブルガリ/ヴァン・クリーフ&アーペル
などのティアラを、約75点カラー掲載しています。
細見美術館
会期:2015年9月19日(土)-2015年11月23日(月・祝)
尾形光琳の実弟で、江戸時代を代表する陶芸家である尾形乾山。
乾山の陶芸は華麗で絢爛豪華な琳派の中でもひときわ異彩を放っています。
本展ではMIHO MUSEUMの所蔵する乾山焼の優品が一堂に展示されています。
乾山は江戸中期、京都の裕福な呉服商の家に生まれ、恵まれた文化的環境で育ちました。
37歳にして陶芸を始め、「素人」であったことを逆手にとって、次々に焼き物の常識を打ち破っていきました。
自由で文人的ともいえるそのユニークな作風は現代に生きる我々の目にも常に新鮮に迫ります。
陶芸の世界における琳派の豊かな芸術性も堪能できる展覧会です。
●「乾山 幽邃と風雅の世界」
開催 :2004年 MIHO MUSEUM
サイズ :357ページ 29×22cm
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本展は、食器を中心としたやきもの本来の用途と
いう「用」の美にも焦点を当て、江戸時代の食文
化を視野に入れながら、国内のみならず久方ぶり
に故郷の土を踏んだ海外からの作品も含め約180
点を展観、多角的に乾山の芸術世界に触れようと
するものです。(あいさつ文)
静岡市美術館
会期:2015年7月5日(日)-2015年9月6日(日))
青緑色を基調とする美しいやきもの“青磁”の、時代を超えた魅力を伝える展覧会です。
中国を起源に持ち、古来より理想の色を追求され続ける青磁。日本には12世紀頃より伝わり、
茶の湯の発達とともに受け継がれてきました。
3章で構成される本展覧会。第?章では日本に伝来した中国・南宋時代の名品を、
第?章では板谷波山や岡部嶺男など近代作家の作品を、
第?章では人間国宝の中島宏をはじめとする現代作家の最新作が展示されています。
●「トプカプ宮殿の中国陶磁 2冊組」
著者名 :金子重隆
出版社名:講談社
発行年月:1987年9月
サイズ :245ページ 37×26cm
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・「1/元・明」
以下目次より-----
総論
元・明初の陶磁
明時代中期の陶磁
明時代後期の陶磁
原色図版目録
原色図版解説
年表
・「2/青磁・清」
以下目次より-----
トプカプ・サライ博物館とその中国陶磁
陶磁器貿易のルート
青磁
青花と釉裏紅/17・18世紀
原色図版目録
原色図版解説
単色図版
この図録は、イスタンブールのトプカプ・サライ博物館に
伝世した、総数1万余点を数える中国陶磁の大コレクション
の全貌を、のこりなく紹介しようという考えのもとに再編
集されたものである。
トプカプ・サライ博物館の中国陶磁は、昔と同じくイスタン
ブールのオスマントルコ帝国の旧王宮に収蔵され、長い間、
そのコレクションの実際の内容について世に知られるところ
以上に、伝説的な声価を得ていた。現在では、そのコレクシ
ョンが10000点をはるかに超え、現存最大最古のものの一つ
であることが知られている。
本図録の内容は、トプカプ・サライ博物館当局の絶大な協力
を得て、レジナ・クラール女史が数年にわたって全作品を調
査し、記録し、撮影したものをもとにジョン・エアーズ史が
編集し、サザビー出版部から出版した「Chinese ceramics
in the Topkapi Saray Museum、Istanbul、A Comple
te Catalogue」と同一のものである。
(本文より)
東京国立博物館
会期:2015年1月24日〜2015年3月22日
東北6県の代表的な仏像が堪能できる展覧会です。
黒石寺(岩手県)、勝常寺(福島県)、双林寺(宮城県)
の薬師如来像ほか、東北各県を代表する仏像が展示されています。
●「興福寺曼荼羅図 京都国立博物館蔵」
出版社 :京都国立博物館
発行年月:1995年3月 初版
サイズ :92ページ 32×25cm
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本書は、平成6年度京都国立博物館蔵品図録である。
対象作品は細密な描写を特色としているため、図版
のほとんどは原寸よりも大きく掲載した。X線写真
は原寸大とした。
本書で取りあげた当館所蔵の興福寺曼荼羅は、神仏
習合を示す垂跡画であるとともに、寺社の景観を
描いた伽藍図としても、かなり早い作例として認知
されてきた。しかも本作品は、伽藍の景観をそのまま
描くのではなく、まるで物語絵巻の吹き抜き屋台を
思わせるように建築内部の仏像群を描き出すという
特色をもっている。(本分より)
瀬戸市美術館
会期:2015年1月31日--2015年3月15日
京焼の名工である仁阿弥道八の茶道具から、食器、置物などの作品。
いままで展覧会でまとめて取り上げられることがほとんどなかった人物です。
その技巧とユーモア溢れる作品が堪能できる内容となっています。
ボストン美術館所蔵「モース・コレクション日本陶磁」からの出展品もあります。
●「Living With Limoges A Schiffer Book for Designers & Collectors」
著者名 :Debby Dubay
出版社名:Schiffer Pub
発行年月:2001年
サイズ :256ページ 22×29cm
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ハードカバー
テキスト:英語
19世紀から20世紀初頭のアンティークなリモージュ焼を多数掲載。
プレート/ポット/ボウル/ランプ/トレイ/陶額などが多数掲載され、
それらをエントランス/リヴィング/ダイニング/キッチン/ベッド
ルーム/バスルームなどにインテリア・デコレーションしたカラー
写真など。
サントリー美術館
会期:2014年12月20日--2015年3月1日
京焼の名工である仁阿弥道八の茶道具から、食器、置物などの作品。
いままで展覧会でまとめて取り上げられることがほとんどなかった人物です。
その技巧とユーモア溢れる作品が堪能できる内容となっています。
ボストン美術館所蔵「モース・コレクション日本陶磁」からの出展品もあります。
●「Willem De Kooning Works, Writings, Interviews」
開催 :2006年 京都国立博物館
サイズ :365ページ 30×22cm
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ソフトカバー
近年の考古学的調査で飛躍的に実態が解明されてきつ
つある黎明期の京焼から、アールヌーボーなどの影響
を受けて劇的に変化する近代京焼までの流れを、最新
の研究成果を交えて概観します。(あいさつ文より)
佐野美術館
会期:2014年10月4日--2014年12月23日
ミリ単位の精巧な技術が最高レベルに達した明治時代の工芸品。
その作品はこれまで海外の資産家、収集家に買い上げられていたため
国内で目に触れることは多くはほとんどなかったと言われています。
そういった背景の中、明治工芸に魅了された、清水三年坂美術館の
初代館長である村田理如の1万点を超えるコレクションから貴重な160点が
展観できる展覧会。
木彫・牙彫から京薩摩の焼きものや印籠、刺繍絵画など明治の工芸家たち
の「超絶技巧」が鑑賞できます。
●「根付の世界 作品と彫師たち」
著者名 :レイモンド・ブッシェル/殿村晋一
出版社名:グラフィック社
発行年月:1977年2月 初版
サイズ :201ページ 26×19cm
根付の文化史
装剣奇賞の彫師たち
18世紀のその他の彫師たち
19世紀初期の彫師たち
雀蜂彫士
明治、大正の彫師たち ほか
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ハードカバー
テキスト:英語
オランダ出身でアメリカで活躍した20世紀の抽象表現主義の画家、
ウィレム・デ・クーニングの作品集です。
絵画作品が多数カラー掲載されており、ほかデ・クーニングの生涯や
インタビューなどを掲載しています。
遠山記念館
会期:2014年9月13日〜10月26日
調度とは、身の回りに置かれ、日常生活において必要な道具・家具のことです。
この展覧会では、鎌倉時代の秋野蒔絵手箱から、大正の飯塚鳳齋の菊梅蘭蒔絵竹編組硯箱、昭和の
前田南斉の作品まで、各時代の名工による調度と和家具60点、巧みな技術が駆使された木、漆、
竹工の実用性を超えた名品たちの美が展観できます。
日本民藝館
会期:2014年9月19日〜11月24日
カンタ刺繍とは、インド西ベンガル州とバングラディシュの伝統的な刺子です。
複数の古布を重ねて、様々な模様や動植物などの刺繍やランニングステッチを
していくことで強くなり、古布の再利用する知恵として生まれました。
そして、日本の東北地方には、藍染の刺子で、津軽のこぎん刺しなどがあります。
いずれも昔からの伝統的な女性の手仕事です。
この展覧会では、70点のカンタとおよそ60点の刺子が展示されています。