市原湖畔美術館
会期:2014年10月4日--12月28日
日本を代表する大規模な建築物を生み出している原広司の展覧会です。
原広司+アトリエ・ファイ建築研究所として設計活動した「梅田スカイビル」は、英タイムズ誌で
「世界の建築物トップ20」に選れています。
この展覧会では、「空間とは何か」ー2500年間の空間的思考をたどる〈写経〉ー
写経した文を壁紙として埋め尽くしように展示されています。
●「YET HIROSHI HARA」
出版社名:ペーパーバック
発行年月:2009年12月 初版
サイズ :335ページ 25×19cm
原広司の構想力が凝縮した未完の建築=YET。
1965年の「有孔体の世界」から2008年の「Σ3」
まで、建築の可能性を追求し続ける原広司のYETな
建築40作品収録。
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遠山記念館
会期:2014年9月13日〜10月26日
調度とは、身の回りに置かれ、日常生活において必要な道具・家具のことです。
この展覧会では、鎌倉時代の秋野蒔絵手箱から、大正の飯塚鳳齋の菊梅蘭蒔絵竹編組硯箱、昭和の
前田南斉の作品まで、各時代の名工による調度と和家具60点、巧みな技術が駆使された木、漆、
竹工の実用性を超えた名品たちの美が展観できます。
大坂歴史博物館
会期:2014年9月3日〜10月13日
数多くの賞を受賞している日本を代表とする建築家・村野藤吾の展覧会です。
この展覧会では、今年が没30年にあたり、図面や建築資料、建築部材、インテリアなどを
介して、やわらかな彼の建築作品と彼の人物像を紹介します。
ワタリウム美術館
会期:2014年4月22日〜6月29日
オーストリアの思想家シュタイナーは人智学の創始者として知られています。
ヨーロッパ各地で行った講義は6000回にもおよびましたが、その際に内容を
説明するために使用した1000枚の黒板ドローイングは「思考する絵」と呼ばれ
新しいアートとして注目を集めています。
この展覧会では、この黒板ドローイングのほか、建築模型、彼自身がデザインした家具
やランプなど数々の作品を展示し、シュタイナーの思考の軌跡を辿ります。
また、彼に影響を受けた現代美術家・坂口恭平やオラファー・エリアソンなどの作品も
紹介されてます。
●「シュタイナー・建築 そして、建築が人間になる」
著者名 :上松佑二
出版社名:筑摩書房
発行年月:1998年3月 初版
サイズ :319ページ 30×26cm
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青森県立美術館
会期:2013年12月14日〜2014年3月30日
二川幸夫が1955年に発表した「日本の民家」は、当時20歳前後の彼が日本中を旅して回り民家を
撮影したものです。
建築雑誌「GA」の主宰者である二川幸夫。
優れた建築を求めて世界中を駆け回った彼の旅の原点はこの「日本の民家」にあると言えます。
この展覧会は、美しい民家の姿をとらえた約70点の作品を選び出し、最新のデジタル出力技術で印刷
したものが展示されています。
写真の迫力が伝わる会場の構成は建築家・藤本壮介が担当。
十和田市現代美術館
会期:2014年2月1日〜2014年3月30日
現在最も注目される建築家ユニット、西沢立衛と妹島和世によるSANAAの活動および、
西沢、妹島それぞれの個人プロジェクトを紹介する展覧会です。
会場となる十和田市現代美術は西沢が設計を手がけ、今年で開館5周年を迎えます。
休憩所、回廊なども展示スペースとして活用した本展の会場構成も西沢立衛建築設計事務所が
担当しました。
会場では、40点の模型のほか、ドローイング、映像などを展示し、次世代の建築のあり方、
地域と建築のかかわりを提示します。
妹島和世(1956年〜)
日本女子大学家政学部住居学科を卒業後、同大学院を修了。
1981年伊東豊雄建築設計事務所に勤務、「東京遊牧少女の包」「神田Mビル」
などを担当する。1995年西沢立衛と共にSANAAを設立する。
2005年に視覚芸術部門でショック賞を受賞。
慶應義塾大学客員教授、多摩美術大学客員教授、金沢美術工芸大学非常勤講師。
妹島和世読本(ADAエディタトーキョー 1998年)
妹島和世+西沢立衛読本(ADAエディタトーキョー 2005年)
妹島和世+西沢立衛/SANAA/金沢21世紀美術館(金沢21世紀美術館 2005年)
GAアーキテクト/妹島和世+西沢立衛(ADAエディタトーキョー 2005年)
物語のある家(インデックスコミュニケーションズ 2005年)
西沢立衛(1966年〜)
横浜国立大学工学部建築学科卒業後、同大学大学院工学研究科計画建設学専攻修士課程を修了。
1995年妹島和世と共にSANAAを設立。
1997年西沢立衛建築設計事務所を設立。
西沢個人の設計活動の他、妹島との共同事務所SANAAも並行して継続。
日本建築学会賞受賞、吉岡賞受賞、毎日芸術賞受賞、日本建築学会賞受賞など
多数の受賞作品がある。横浜国立大学准教授。
空間から状況へ(TOTO出版 2001年)
New Blood(六耀社 2001年)
SANAA works 1995〜2003(TOTO出版 2003年)
妹島和世+西沢立衛読本2005(ADAエディタトーキョー 2005年)
妹島和世+西沢立衛/SANAA/金沢21世紀美術館(TOTO出版 2005年)
●「El Croquis 77(I)+99 Making the Boundary」
Kazuyo Sejima 1983-2000 and Ryue Nishizawa 1995-2000
エル・クロッキー No.77(I)+99 2000年
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TOTOギャラリー・間
会期:2014年1月18日〜2014年3月22日
内藤廣建築設計事務所の一部を再現しながら、初期の建築作品から
現在手掛けている進行中のプロジェクトを通して、その思考回路、思考過程…
まさにその「アタマ」の中身を解き明かそうという内容。
特別顧問:安藤忠雄
委員:岸和郎/内藤廣/原研哉/エルウィン・ビライ
内藤廣(1950年〜)
早稲田大学理工学部建築学科卒業後、同大学大学院理工学研究科建設工学専攻を修了。
1976年スペインのフェルナンド・イゲーラス建築設計事務所に入所。
1979年より菊竹清訓建築設計事務所に勤務、その後内藤廣建築設計事務所を設立。
「ある海の博物館」で日本建築学会賞、第18回吉田五十八賞などを受賞する。
東京大学大学院工学系研究科社会基盤学専攻教授。
素形の建築(INAX出版 1995年)
建築のはじまりに向かって(王国社 1999年)
グラウンドスケープ宣言/土木・建築・都市 デザインの戦場へ(丸善 2004年)
建築的思考のゆくえ(王国社 2004年)
建土築木1構築物の風景(鹿島出版会 2006年)
建土築木2川のある風景(鹿島出版会 2006年)
内藤廣対談集/複眼思考の建築論(INAX出版 2007年)