群馬県立近代美術館
会期:2014年4月19日〜6月1日
日本絵画史上最大の画派であり、江戸時代を通して常に画壇の中心であった江戸狩野派。
狩野永徳の孫にあたる狩野探幽は、それまでの江戸狩野派様式を一変させ新しい画風を
確立させた天才絵師として有名です。
しかし、その探幽に尚信、安信という2人の弟がいたことは今まであまり知られていません。
弟・尚信、安信も江戸時代に絵師として活躍し、3兄弟で江戸狩野派の基礎を築きました。
本展では探幽3兄弟の画業を紹介し、それぞれが狩野派成立期に果たした役割を検証されています。
●「宮廷文化の華」
開催 :1993年 宮内庁三の丸尚蔵館
サイズ :68ページ 29×23cm
-
平安時代以降から近代にいたる書/絵画/蒔絵調度品など、日本文化
の華やかな伝統を伝える、代々皇室に受け継がれてきた名品を23点。
藤原定家/藤原行成/狩野永徳/狩野探幽ほか。
詳細を読む »
富山県立近代美術館
会期:2014年4月19日〜6月1日
世界的なグラフィックデザイナーである永井一正。
60年にもおよぶポスター制作の軌跡をたどる展覧会です。
永井氏は札幌冬季オリンピックをはじめ、数々のシンボルマーク、
ポスターを手がけ、戦後の日本のデザイン界に多大な影響を与えてきました。
本展では、30年以上にわたって描かれた富山県立近代美術館の展覧会ポスターや
「LIFE」シリーズのほか、宇宙を感じさせるような抽象的な作品など約500点の
代表作をご紹介します。
文化学園服飾博物館
会期:2014年2月7日〜5月24日
1780年代のフランスの宮廷服であるアビ・ア・ラ・フランセーズから、
ヴィヴィアン・ウエストウッドのTシャツまで。
各時代の様々な展示作品によりヨーロッパの女性モード約250年を紹介。
●「洋書 Journal des Demoiselles」
出版社名:Bureau du journal
サイズ :380ページ 28×19×2.5cm
-
青森県立美術館
会期:2013年12月14日〜2014年3月30日
二川幸夫が1955年に発表した「日本の民家」は、当時20歳前後の彼が日本中を旅して回り民家を
撮影したものです。
建築雑誌「GA」の主宰者である二川幸夫。
優れた建築を求めて世界中を駆け回った彼の旅の原点はこの「日本の民家」にあると言えます。
この展覧会は、美しい民家の姿をとらえた約70点の作品を選び出し、最新のデジタル出力技術で印刷
したものが展示されています。
写真の迫力が伝わる会場の構成は建築家・藤本壮介が担当。
三菱一号館美術館
会期:2014年1月30日〜5月6日
唯美主義とは、19世紀後半に英国で起こった芸術運動です。
「芸術のための芸術」を追求し、絵画をはじめ、斬新な家具や工芸品を
生み出しました。本展は、
この唯美主義運動を総合的に紹介する日本で初めての展覧会で、英国の主要な
美術館・博物館が所蔵する絵画、工芸、宝飾品など約150点がご紹介されています。
ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティから、ウィリアム・モリス、オーブリー・ビアズリーまで、
前衛芸術家たちが追求した独創的な美の世界をご覧いただけます。
●「The Best of Aubrey Beardsley」
著者名 :Kenneth Clark,Baron Clark McKenzie
出版社名:Doubleday and Company
発行年月:1978年
サイズ :173ページ 29×23×2cm
-
十和田市現代美術館
会期:2014年2月1日〜2014年3月30日
現在最も注目される建築家ユニット、西沢立衛と妹島和世によるSANAAの活動および、
西沢、妹島それぞれの個人プロジェクトを紹介する展覧会です。
会場となる十和田市現代美術は西沢が設計を手がけ、今年で開館5周年を迎えます。
休憩所、回廊なども展示スペースとして活用した本展の会場構成も西沢立衛建築設計事務所が
担当しました。
会場では、40点の模型のほか、ドローイング、映像などを展示し、次世代の建築のあり方、
地域と建築のかかわりを提示します。
妹島和世(1956年〜)
日本女子大学家政学部住居学科を卒業後、同大学院を修了。
1981年伊東豊雄建築設計事務所に勤務、「東京遊牧少女の包」「神田Mビル」
などを担当する。1995年西沢立衛と共にSANAAを設立する。
2005年に視覚芸術部門でショック賞を受賞。
慶應義塾大学客員教授、多摩美術大学客員教授、金沢美術工芸大学非常勤講師。
妹島和世読本(ADAエディタトーキョー 1998年)
妹島和世+西沢立衛読本(ADAエディタトーキョー 2005年)
妹島和世+西沢立衛/SANAA/金沢21世紀美術館(金沢21世紀美術館 2005年)
GAアーキテクト/妹島和世+西沢立衛(ADAエディタトーキョー 2005年)
物語のある家(インデックスコミュニケーションズ 2005年)
西沢立衛(1966年〜)
横浜国立大学工学部建築学科卒業後、同大学大学院工学研究科計画建設学専攻修士課程を修了。
1995年妹島和世と共にSANAAを設立。
1997年西沢立衛建築設計事務所を設立。
西沢個人の設計活動の他、妹島との共同事務所SANAAも並行して継続。
日本建築学会賞受賞、吉岡賞受賞、毎日芸術賞受賞、日本建築学会賞受賞など
多数の受賞作品がある。横浜国立大学准教授。
空間から状況へ(TOTO出版 2001年)
New Blood(六耀社 2001年)
SANAA works 1995〜2003(TOTO出版 2003年)
妹島和世+西沢立衛読本2005(ADAエディタトーキョー 2005年)
妹島和世+西沢立衛/SANAA/金沢21世紀美術館(TOTO出版 2005年)
●「El Croquis 77(I)+99 Making the Boundary」
Kazuyo Sejima 1983-2000 and Ryue Nishizawa 1995-2000
エル・クロッキー No.77(I)+99 2000年
-
印刷博物館
2013年11月30日〜2014年3月2日
今回で12回目を迎えるブックデザイン展では、ドイツで開催された「世界で最も美しい本コンクール2013」の
受賞作のほか、日本をはじめドイツ、スイス、カナダなどで開催されたコンクールの受賞作を約200点展示しています。
展示されている本は全て実際に触ることができ、こだわりの造本技術、美しいブックデザインを手に取って確かめることができます。
●「現代日本のブックデザイン 1975--1984」
著者名 :原弘
出版社名:講談社
発行年月:1989年12月
サイズ :330ページ 37×26cm
-
詳細を読む »
新見美術館
会期:2014年2月22日〜2014年4月13日
「銀河鉄道の夜」「注文の多い料理店」などの童話や「雨ニモマケズ」「永訣の朝」などの詩で
広く親しまれている宮沢賢治の作品を紹介する展覧会です。
東日本大震災以後、宮沢賢治の言葉の力を復興の支えにつなげようと、再び宮沢賢治の作品が
注目を集めています。
自筆の手帳「雨ニモマケズ」、水彩画や関連資料のほか、宮沢賢治作品を題材とした44人の作家による
絵本原画など約200点で構成されています。
浜田市世界こども美術館
会期:2014年3月27日〜5月25日
国際的な絵本作家五味太郎の作品を紹介する展覧会です。
国内各地で開催され大好評だった原画展のスペシャルバージョン。
代表作「きんぎょが にげた」「ビッグブック グレート・ワンダーシップへようこそ!」など
をはじめ、国内外で出版された絵本の原画を多数展示。
描いて遊べるらくがきコーナーなども設置され、五味太郎ワールドを堪能できる展覧会です。
五味太郎(1945年〜)
桑沢デザイン研究所ID科を卒業後、
工業デザインのデザイナーを経て、絵本の創作活動に入ります。
今までに300冊以上の作品を発表し、
世界各国で翻訳された絵本は30種類12カ国にのぼっています。
遊び心満載のユニークな作品は
子供から大人まで幅広い年齢層に親しまれています。
サンケイ児童出版文化賞、国内造本装丁コンクール、
路傍の石文学賞など数多くの賞も受賞。
かくしたのだあれ(文化出版局 1977年)
たべたのだあれ(文化出版局 1977年)
みんなうんち(福音館書店 1981年)
きんぎょがにげた(福音館書店 1982年)
きいろいのはちょうちょ(偕成社 1983年)
山種美術館
会期:2014年1月3日〜2014年3月2日
古くから日本に受け継がれてきた「かわいい」をめでる文化。
無邪気な子供から身近な存在としての犬、猫をはじめとする動物、鳥、虫
などの生きもを対象とした作品が中心になっています。
室町時代の藤袋草子絵巻から伊藤若冲の絵本を思わせる作品。
上村松園のり鶴、川端龍子 奥村土牛 熊谷守一 谷内六郎など。