東京都写真美術館
会期:2016年9月3日(土)-11月13日(日)
東京都写真美術館のリニューアル記念として開催される、現代日本を代表する美術家、杉本博司の展覧会です。
「人類と文明の終焉」をテーマとし、3つのシリーズを展示。
<廃墟劇場>は廃墟と化したアメリカ各地の劇場で、作家自らスクリーンを張り直して映画を投影し、上映一本分の光量で長時間露光した作品。
<今日 世界は死んだ もしかすると昨日かもしれない>は自身の作品や蒐集した古美術、化石、書籍、歴史的資料等から構成されたインスタレーション。
<仏の海>は京都 蓮華王院本堂の千手観音を撮影した作品。
作家の世界観、歴史観に迫る充実した内容です。
●「Hiroshi Sugimoto Time Exposed」
著者名 :Thomas Kellein,Hiroshi Sugimoto
出版社名:Edition Hansjorg Mayer
発行年月:1995年 初版
サイズ :112ページ 25×31×1.5cm
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ハードカバー
テキスト:英語
1995年にスイス・バーゼルのクンストハレで開催
された展覧会の際に発行された写真集です。
ポートレートや全米各地の1920年-30年代に建てられた映画館、
ドライブイン・シアター、風景などのモノクロ・フォトが、多数
掲載されています。
ブリッツ・ギャラリー
会期:2016年 9月7日(水)- 10月13日(木)
欧米のアート写真シーンで活躍する写真家 トミオ・セイケ(清家冨夫)の展覧会です。
1981年に訪れたイングランドのリヴァプールを舞台とした作品を展示。
撮影されたのは厳しい経済状況のなかでも底抜けに明るいパンク姿の若者達。
彼らは一般市民社会から離脱して生きていることにプライドを持っていていました。
彼らの生きる姿勢はセイケの撮影姿勢にも影響を与えたそうです。
やがてセイケ作品の代名詞となるモノクロームの抽象美を予感させる作品が多数展示されています。
●「Glynde Forge」
出版社名:Hamiltons, London
発行年月:2006年 初版
サイズ :56ページ 25×30cm
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ソフトカバー
テキスト:英語
清家冨夫の、ロンドンのギャラリーで開催された
展覧会の際に発行された写真集。
濃いモノクロームのアートフォトが、22点掲載されています。
限定750部発行。
豊田市美術館
会期:2016年7月15日(金)-9月25日(日)
名古屋出身で90年代以降の絵画を代表する重要な画家のひとり、杉戸洋。
本展は新作を含めて彼の活動を回顧的に紹介する東海地域初の個展です。
淡いパステル色で描かれる、家や車、木、星空など柔らかなもの。
そして水平線や三角形、矩形などの幾何学を重ねた多層的な構図。
絵本で出会うような詩情と建築的な幾何学が融合した絵画は、見る者の想像力を飛躍させてくれます。
スパイダース(建築家・青木淳、大石雅之)とコラボレーションした展示も見逃せません。
●「April Song」
出版社名:フォイル
発行年月:2007年12月 初版
サイズ :192ページ 18×15cm
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ハードカバー
杉戸洋をとりまくパーツが溢れんばかりに盛り込まれた、宝
箱のような作品集。幼い頃の淡い思い出、愛用の絵筆、光に
包まれた制作スタジオ、静寂な風景、大切な小物たち。世界
にたったひとつのアーティスト・ブック。
CCGA現代グラフィックアートセンター
会期:2016年6月11日(土)-9月11日(日)
現代日本銅版画界をリードする中林忠良の展覧会。
初期から現在までの代表作を展示しています。
静謐ながらも強い引力をもつ中林の銅版画。
枯草や小石など身近な素材を転写の手法で即物的に画面に定着させた〈Position〉シリーズと、銅版画というメディアの本質に迫った〈転位〉シリーズといった代表作を観覧することができます。
哲学的な中林の世界にじっくり触れる機会となっています。。
●「中林忠良銅版画」
出版社名:阿部出版
発行年月:1992年11月
サイズ :207ページ 28*23c
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日本の近代銅版画の正統を継ぐ作家として高く評価され、
国際舞台でも数々の賞を受賞する版画家、中林忠良の
銅版画、腐蝕銅版画作品370点掲載。
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刈谷市美術館
会期:2016年7月23日(土)-9月4日(日)
ユーモア溢れるナンセンスな作品で日本の絵本に新風を吹き込んだ長新太(1927-2005)の、没後10年をうけて開かれる展覧会。
長が手掛けた絵本や児童書の原画のほか、漫画やイラストレーションなど約250点の作品が集められました。
「イマジネーション」「センスとナンセンス」という2つのキーワードで構成された本展から、奇想天外な発想を生み出す長の脳内を覗きみることができます。
●「長新太 絵本 5冊セット」
・「キャベツくん」
著者名 :長新太
出版社名:文研出版
発行年月:1991年1月
サイズ :28×22cm
定価 :1030円(税込み)
・「ブタヤマさんたらブタヤマさん」
著者名 :長新太
出版社名:文研出版
発行年月:1990年8月
サイズ :28ページ 26×21cm
定価 :1010円(税込み)---絶版
・「キャベツくんとブタヤマさん」
著者名 :長新太
出版社名:文研出版
発行年月:1990年11月
サイズ :26×21cm
定価 :1010円(税込み)
・「キャベツくんのにちようび」
著者名 :長新太
出版社名:文研出版
発行年月:1992年5月
サイズ :26×21cm
定価 :1100円(税込み)
・「おつきさんのき」
著者名 :長新太
出版社名:教育画劇
発行年月:1990年6月
サイズ :31ページ 24×21cm
定価 :1000円(税込み)
DIC川村記念美術館
会期:2016年4月23日(土)-8月28日(日)
アメリカ抽象表現主義のみならず20世紀を代表するアーティスト、サイ・トゥオンブリー(1928-2011)の写真制作にフォーカスをあてた展覧会です。
トゥオンブリーは20代のはじめから写真制作をはじめ、ピンホール・カメラに熱中しました。
その後も画業のかたわらポラロイドで撮影を続けます。
撮影されたのは制作途中の絵や画材が散るアトリエ、テーブルに置かれたキャベツや朽ちてゆく花など作家にとっての日常風景ながら、写真の中の像は色と形が混ざり合い、実態が曖昧になることで、私たちの視覚をより自由に解放してくれます。
トゥオンブリーの作品を読み解く核のようなものが写真を介して感じ取れる体験です。
●「Cy Twombly Bilder Paintings 1952-1976 Volume 1」
著者名 :Heiner Bastian
出版社名:Propylaen Verlag
発行年月:1978年
サイズ :30×27×2.5cmm
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ハードカバー
テキスト:ドイツ語
1952年から1976年までのアブストラクト・ペインティングが、
98点カラー掲載されています。
ページ数の記載はありませんが約2.5cmの厚さがあります。
広島市現代美術館
会期:2016年5月28日(土)-7月18日(月)
戦後日本写真界の巨匠、東松照明の没後初めての大規模個展。
東松が最も長期にわたり撮り続けた土地、長崎でのシリーズが約350点という規模で展示されています。
東松は1961年に初めて長崎で撮影を行い、『hiroshima-nagasaki document 1961』を刊行。原爆の残した爪痕の深さに衝撃をうけ、その後何度も長崎に足を運び、1966年には『〈11時02分〉NAGASAKI』を刊行。1998年には長崎へ移り住み、多様な歴史と文化が入り交じる表情豊かな町並み、自然、人々や動物のユーモラスな仕草、長崎を象徴する祭事などを撮り続けました。
東松が長崎に寄せた情熱がひしひしと伝わる内容。
生前の東松の方法にならった、撮影年や場所、テーマにとらわれない構成も体感できます。
●「太陽の鉛筆 沖縄海と空と島 カメラ毎日別冊」
出版社名:毎日新聞社
発行年月:1975年9月
サイズ :229ページ 25×24cm
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ソフトカバー
島根県立石見美術館
会期:2016年4月23日(土)〜7月11日(月)
アフィンランドを代表し、世界中で人気を集めるデザインラボ、マリメッコの展覧会です。
国内では初の大規模展覧会。
ファブリック約50点、貴重なヴィンテージドレス約60点などを通じマリメッコの60年にわたる歴史をたどることで、個性あふれるデザイナーの仕事がたっぷりと観覧できます。
フィンランドの伝統的なモチーフや自然に着想を得つつ、大胆でカラフル、抽象的なデザインを生み出したマリメッコの全体像に迫っています。
●「Phenomenon Marimekko」
著者名 :Pekko Suhonen
出版社名:Weilin+Goos
発行年月:1986年
サイズ :144ページ 25×25cm
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ハードカバー
テキスト:英語
フィンランドのファッション&インテリア・ブランド、マリメッコ
のデザインを紹介する1冊です。
1960年代からのファッション/インテリア雑貨/広告などが、カラー
&モノクロで多数掲載されています。
東京オペラシティ アートギャラリー
会期:2016年4月16日(土)-7月10日(日)
アメリカを代表する若き写真家ライアン・マッギンレーの待望の個展です。
日本の美術館では初の開催になります。
マッギンレーの作品に登場する人物たちは、ほとんどがヌード。
その人物たちは広大な草原のなかを疾走したり、小高い木の上から飛んだりと、奇妙な行為をみせています。
表面的な美しさというより、日常の制約や束縛から解放された精神の自由が感じられます。
微細で洗練された色彩と構図でとらえられた彼の写真にはどこかユートピアの雰囲気が漂います。
最初期の〈出会い〉シリーズから、最新作の〈秋〉〈冬〉まで、厳選した約50点が紹介されています。
●「Life Adjustment Center」
著者名 :Ryan McGinley
出版社名:Dashwood Books
発行年月:2010年 初版
サイズ :80ページ 25×18ccm
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ハードカバー
テキスト:英語
埼玉県立近代美術館
会期:2016年4月5日(火)-5月22日(日)
「偉大なるアマチュア写真家」と知られるジャック=アンリ・ラルティーグ (1894-1986)
の展覧会。
幼い頃よりカメラを手にしたランティーグは生活のあらゆることを写真におさめました。
なかでも、スポーツやジャンプ、自動車、飛行機といった様々な動きをとらえることへの
ひときわ高い関心を写真に落としこんでいきます。
また、心霊写真のような写真ならではの表現を探求するなど、常にユニークで鋭い視点の作品を生み出しました。
そして人生の歓びが伝わってくるような、家族や友人、それに恋人の幸せに満ちた姿をとらえた作品の数々。
本展は、子ども時代から晩年までの代表的な作品をはじめ日本初公開であるカラー作品など約160点が展示。
なお、ラルティーグが写真家として初めて脚光を浴びたのは、1963年にニューヨーク近代美術館での回顧展でのこと。時に、ラルティーグ69歳。
そんなことを頭の片隅に置きながら観覧するとひと味違った楽しみがあるかもしれません。
●「Jacques Henri Lartigue, Photographer」
著者名 :Jacques-Henri Lartigue,Vicki Goldberg
出版社名:Bulfinch Press
発行年月:1998年 北米版初版
サイズ :288ページ 29×31×3cm
-
ハードカバー
テキスト:英語
フランスを代表する写真家、ジャック=アンリ・ラルティーグの
大型判写真集です。
風景/人物/ドキュメント/スポーツなどのモノクロフォトが、126点
掲載されている充実した写真集です