フランスのブラック・ユーモア派の漫画家・イラストレーター、ローラン・トポールの、2004年にストラスブール美術館で開催された展覧会の図録。
デッサン・素描やドローイングなどのイラストレーションが、232点掲載されています。
ユーモアと風刺が効いており、独特のスタイルで描かれています。
風刺的なアートやシュールレアリズムに興味がある人にもおすすめできそうです。
ドイツを代表する現代美術家、アンゼルム・キーファーのアトリエを紹介する1冊です。
ドイツ、南フランス、パリなど、1968年から2013年までに使用されたアトリエから現在も使用されているアトリエまでを、モノクロ&カラー写真で掲載しています。
スタジオの紹介: キーファーの複数のスタジオが紹介され、それぞれのスタジオがどのように異なる作品を生み出すための特別な役割を果たしているかが説明されています。
制作プロセス: キーファーがどのように素材を選び、どのように作品を構築していくか、その詳細なプロセスが写真とともに解説されています。
作品のテーマ: キーファーの作品に共通するテーマやモチーフについても触れられており、歴史や神話、哲学といった深いテーマがどのように作品に反映されているかが説明されています。
インタビュー: キーファー自身のインタビューも収録されており、彼の芸術観や制作に対する姿勢、インスピレーションの源について直接知ることができます。
写真資料: スタジオ内外の写真が豊富に掲載されており、キーファーの作業環境や未完成の作品、制作過程の一端を視覚的に楽しむことができます。
詳細を読む »ロンドンを拠点に活動する現代建築家&インテリア・デザイナー、ジョン・ポーソンのシンプルで精緻なデザイン哲学を紹介しています。
ジョン・ポーソンの作品は、極限までシンプルさを追求しつつ、繊細で精緻なディテールにこだわります。余分な装飾を極力排除し、空間と素材の本質的な美しさを引き出すことに焦点を当てています。
彼の建築の特徴的なデザイン要素や空間の使い方が、実際のプロジェクトから具体的に示されています。
建築愛好者、デザイナー、そしてシンプルで洗練された空間を理解したい一般の読者に向けて書かれています。ポーソンの作品は、機能性と美しさが融合した空間を追求する姿勢を持っているため、その哲学に共感する人々にとっては特に興味深い本です。 特に興味深いポイントは、ポーソンがどのようにしてシンプルなデザインに至ったのか、彼が重視する空間のプロポーションや素材の選択、光の取り入れ方などが詳細に解説されている点です。また、彼の作品の中での空間利用の工夫や、ユーザー体験の観点からの考察も魅力的な要素です。
詳細を読む »カナダのハードコア・スケートボード・ブランド、「ウスグロウ」のアートワーク集。
モノクロのグラフィックスが掲載されています。
薄井繁の作品は、彼の独特な「和洋折衷」スタイルで知られています。和の伝統的な要素と、西洋のストリートアートやグラフィティの影響が融合した作風が特徴です。カリグラフィー(書道)、アイコン、スカル、花札のモチーフなどが頻繁に見られ、繊細かつ力強い筆致で描かれています。
独創的なアート作品が豊富に収録されており、彼の芸術的な進化やスタイルの変化を追うことができます。グラフィックデザインから壁画、タトゥーまで多岐にわたり、日本のアートシーンに興味がある人々にとって、その作品を包括的に理解するための重要なリソースとなっています。
限定150部発行。
詳細を読む »「Caroline Charles 50 Years in Fashion The Diaries & Scrapbooks of A Leading London Designer」
1942年生まれ、ロンドンのファッション・デザイナー、キャロライン・チャールズのファッションを紹介する1冊です。
ドレスウェアなどのファッション写真やファッション・ドローイングが、多数掲載されています。
キャロライン・チャールズのファッションキャリアが50年にわたってどのように発展してきたかを詳述しています。彼女のキャリアの始まりから現在までの軌跡をたどります。
彼女の作品やデザインスタイルが豊富に展示されており、その進化や特徴が多くの写真とともに詳しく紹介されます。キャロライン・チャールズの独自の美学や影響を受けた要素が明らかにされます。
彼女のキャリアは単なるデザイナーの成功にとどまらず、ファッション業界全体の変遷や役割も担いました。ファッション産業の中で彼女がどのような役割を果たしてきたのかが描かれています。
作品に影響を与えたインサイトやインスピレーションにも焦点を当てています。彼女がどのようにしてデザインプロセスにおいて独自の視点を形成し、その成果を生み出してきたのかを掘り下げています。ファッションデザインの歴史や進化に興味がある読者にとって、貴重な洞察を提供する本となっています。
1976年生まれ、ベルギーの現代アーティスト、ヤン・デ・コックの作品集。
建築、彫刻、立体造形・空間といった作品によるプロジェクトが、掲載されています。
彼のアート作品の系統や発展を理解するための重要な資料となる内容です。
単なる作品の写真集を超えて、デ・コック自身がその作品についての哲学的な考察やインタビューが含まれていることがあり、彼の作品に対する深い理解につながります。
工業デザインの分野で英国を代表するクリエイター・デザイナーであるジャスパー・モリソンによって制作された本です。モリソンが世界中で集めたさまざまなスプーンの写真を収めた作品です。
スプーンという日常的な道具を、その形状や素材、デザインの多様性を通じて捉えた写真。モリソンの独特の視点で捉えたスプーンの写真が豊富に掲載されています。
モリソンは、日常の身近なオブジェクトについても深い関心を持ち、デザインの多様性や美しさを引き出すところに優れています。この本を通じて、スプーンという一見単純な道具にもさまざまなデザインの可能性があることを示唆しています。
モリソンのデザインプロセスやアプローチに興味を持つ人々にとって、この本は彼のインスピレーションの源となることがあります。彼がどのように日常のオブジェクトに触発され、それをデザインにどう反映させているのかを垣間見ることができます。日常の中に潜む美しさを見つけることに興味がある人々にとって、魅力的な一冊となりそうです。
詳細を読む »1862年生まれ、神秘主義者でスウェーデンの抽象画家、ヒルマ・アフ・クリントの、2016年にロンドンのギャラリーで開催された展覧会の図録。
アブストラクト・ペインティング&ドローイング、スケッチなどが多数カラー掲載。本書は彼女の驚くべき先駆的な抽象芸術を取り上げ、彼女の作品が現代の芸術に与えた影響やその独自のスピリチュアルなアプローチについても掘り下げています。
クリントの作品を理解するための文脈や背景、彼女の制作プロセスについての洞察が提供されます。彼女の芸術が芸術史においてどのような位置づけにあるのか、なぜ彼女の作品が再評価されつつあるのかについても詳述されています。
1914年生まれ、デンマークを代表するデザイナーのひとり、ボーエ・モーエンセンの作品集です。
イスやテーブル、ソファ、収納などの家具・インテリアはじめ、ドローイングや写真資料を多数掲載。
230ページ以上、約2.5cmの厚さがある、厚みのある本となっています。
1963年、3人の若き前衛芸術家、高松次郎、赤瀬川原平、中西夏之によって結成された、ハイレッド・センターの、印刷物やイベントの記録写真をはじめとして、主要メンバー
の同時期の作品などが、多数掲載されています。