フライ・オットー(世界の建築家)
フライ・オットー
Frei Paul Otto(1925年5月31日-)
1925年、ドイツ、ケムニッツ生まれ。
1954年の博士論文で膜構造を本格的な建築構造として発表しました。
1964年にドイツ・シュトゥットガルト大学教授に就任、軽量構造研究所を
設立すると、エンジニア、生物学者、物理学者、哲学者らとともに学際的
な研究を本格化させます。
1967年のモントリオール万国博覧会西ドイツ館や、1972年のミュンヘン
のオリンピック競技場の屋根はケーブルネット構造や膜構造を駆使した
大空間であり、シャボン玉の実験などから、最適な曲面が計算され、自然
と調和した建築物として高く評価されます。
巨大なテント構造の第一人者、フライ・オットーは自然科学の研究成果を
建築に取り入れることで、超軽量・高性能の建築物を可能にし、建築界に
多大な影響を与えてきました。
■ カテゴリー:世界の建築
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・フライ・オットーの作品集、関連書
・「自然な構造体 自然と技術における形と構造、そしてその発生プロセス」
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