ジョセフ・アルバースの授業色と素材の実験室【DIC川村記念美術館】

08月26日: お勧め展覧会現代美術西洋美術

■ ジョセフ・アルバースの授業色と素材の実験室

DIC川村記念美術館

会期：　 2023年7月29日--2023年11月5日

DIC川村記念美術館では、画家、デザイナー、そして美術教師として数々のアーティストを育てたことで知られる、ジョセフ・アルバース初の大回顧展｢ジョセフ・アルバースの授業色と素材の実験室｣が開催されています。ジョセフ・アルバース(1888?1976)はドイツに生まれ、ワイマールの美術造形学校バウハウスで学びます。バウハウス卒業後も同校で教鞭をとり、基礎教育を教えました。1933年に当時の政府の圧力によってバウハウスが閉鎖になるとアメリカに移住、ブラック・マウンテン・カレッジやイエール大学で美術教育を継続し、後にアメリカの重要なアーティストとなる人材を多数育てました。

アルバースは授業の目的を｢目を開くこと｣だと語り、教科書の知識だけではなく、実践的な課題を与えることで色彩や素材の性質、扱い方、可能性を自ら探求することを促しました。また、アルバースはアーティストとしても生涯探求を続け、抽象画のシリーズ｢正方形讃歌｣や家具、食器のデザインなど多くの作品を残しています。

今回の展覧会ではそんなジョセフ・アルバースのアーティスト、教育者の両面に注目し、バウハウス時代からアメリカ・ブラックマウンテン・カレッジ、イエール大学以後と、その生涯の功績を辿ってゆく構成になっています。若き日の絵画作品から代表作、ガラス作品やデザインを手がけた家具、食器まで約100点の関連資料と同時に、授業の様子をとらえた写真・映像、教え子の作品も紹介しています。また、会場内に設けられたワークショップ・スペースでは、実際にアルバースの出した課題に挑戦し、授業の内容を体験することもできます。

今回記事として取り上げましたジョセフ・アルバースやバウハウス関連の作品集や展覧会図録、関連書籍は洋書和書を問わず重点商品として幅広く取り扱いをしています。特にバウハウス関連の作品集や学術書でしたら、たいていのものにはお値段をお付けできます。当店では現代アートを中心に美術書全般を重点商品として買取も積極的に行っています。ジョセフ・アルバースやバウハウス関連の本を処分される際にはご相談ください。

ジョセフ・アルバースとバウハウスに関連する作品集、図録や関連書籍

●「Josef Albers in Mexico」　

著者名　：Lauren Hinkson
出版社名：Guggenheim Museum Publications
発行年月：2018年　第2刷版
サイズ　：157ページ　33×25×2cm
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ハードカバー

テキスト：英語

2017年から2018年にニューヨーク・グッゲンハイム美術館で開催された展覧会の図録。
1935年から1968年までに12回以上訪れた、メキシコ及びラテン諸国で撮影された遺跡・モニュメントのモノクロ写真はじめ、アブストラクト・ペインティング作品などが、多数掲載されています。表紙の装丁はクロスとなっています。

ジョセフ・アルバースとバウハウスに関連する作品集、図録や関連書籍

●「Bauhaus」

著者名　：Jeannine Fiedler,Peter Feierabend,Ute Ackermann
出版社名：Konemann
発行年月：2000年
サイズ　：640ページ　30×26×4.5cm
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ハードカバー

テキスト：英語

造形美術、工芸、デザイン、建築をひとつに縮める総合芸術のユートピアでひとつの社会運動であった、バウハウスの作家による作品多数掲載とともにその全貌を解説する大型本です。

ジョセフ・アルバースとバウハウスに関連する作品集、図録や関連書籍

●「David Hockney」

著者名　：ジョセフ・アルバース/白石和也
出版社名：ダヴィッド社
発行年月：1999年　再版
サイズ　：86ページ　21×15cm
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ハードカバー

配色による創造。著者のバウハウスでの教育の成果と30余年の作家活動の経験をもとに著わされた。
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ジョセフ・アルバースとバウハウスに関連する作品集、図録や関連書籍

●「Josef Albers　Interaction of Color　Text of the Original Edition with Selected Plates」

著者名　：Josef Albers
出版社名：Yale University Press
発行年月：1971年
サイズ　：74ページ　21×15cm

ハードカバー

テキスト：英語
ジョセフ・アルバースによる色彩構成論を解説する1冊。
視覚や錯覚効果による色彩理論を、多数のカラー＆モノクロ図版とともに解説しています。"

ジョセフ・アルバースとバウハウスに関連する作品集、図録や関連書籍

●「Josef Albers　Glass　Color　 and Light」

著者名　：Fred Licht,Nicholas Fox Weber
出版社名：Solomon R. Guggenheim Foundation
発行年月：1994年
サイズ　：152ページ　28×25cm

ハードカバー

テキスト：英語
オプティカル・アートやミニマル・アートなど、20世紀抽象絵画の流れに計り知れない影響を与えたバウハウス出身の画家、ジョセフ・アルバースの、1994年にニューヨーク・グッゲンハイム美術館で
開催された展覧会の図録。ガラスによるオプアート作品を中心に、図版56点がカラー掲載19点がモノクロで掲載されています。

ジョセフ・アルバースとバウハウスに関連する作品集、図録や関連書籍

●「Josef Albers A Retrospective」

出版社名：The Solomon R. Guggenheim Foundation
発行年月：1988年
サイズ　：304ページ　26×23cm
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ハードカバー

テキスト：英語

1988年にニューヨーク・グッゲンハイム美術館で開催された展覧会の図録。
油彩やドローイング、写真などの作品が、カラー＆モノクロ図版で246点掲載されています。

ジョセフ・アルバースとバウハウスに関連する作品集、図録や関連書籍

●「David Hockney's Dog Days」

著者名　：Getulio Alviani
出版社名：L'Arca Edizioni
発行年月：1988年
サイズ　：272ページ　35×25×2.5cm
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ハードカバー

テキスト：イタリア語、英語

ジョセフ・アルバースの作品集。
様々な視覚効果を示す絵画作品が、カラー＆モノクロ図版で300点以上掲載されています。

ジョセフ・アルバースとバウハウスに関連する作品集、図録や関連書籍

●「Josef Albers　Son Oeuvre et sa Contoribution a la Figuration Visuelle　au Cours du XXe Siecle」

著者名　：Eugen Gomringer
出版社名：Dessain et Torla
発行年月：1972年
サイズ　：205ページ　27×32cm

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いま、批評家からも大衆からも熱い称賛と支持を得ている作家、デイヴィッド・ホックニー。そのホックニーがこの20年間を振り返り、自分の生き方と作品について率直に語った言葉をまとめたのがこの本である。この自叙伝は、個人的な体験と芸術家としての試みについての詳細な叙述によって構成されており、現代作家の著作としてはかつてない率直な内容の本となっている。300点以上のカラー図版付き。（本文）