あやしい絵展 東京国立近代美術館 -2021年5月16日まで
■ あやしい絵展
東京国立近代美術館
会期：2021年3月23日-2021年5月16日
幕末から明治にかけて、西洋の文化が流れてくるようになると日本の美術界もまたそれに大きな影響を受け、技術、表現の幅を大きく広げていきました。西洋の個性と自由の思想は日本の芸術家たちの欲望や想像を引き出すきっかけにまなります。
｢あやしい絵｣とは、このような背景のもと生まれた、“美しい” “キレイ”という表現からは一線を画した、美しさの中に狂気や妖艶など影の部分を表現している、心にどこかひっかかるような作品を紹介しています。非現実、退廃的、妖艶、グロテスク、エロティックといったイメージを表現した画家の作品が楽しめます。
美人画で知られた上村松園の、女性の美しさの中に悲哀や嫉妬を込めた名作｢焰｣や｢花がたみ｣のほか、鏑木清方の異色作｢妖魚｣、甲斐庄楠音の｢横櫛｣、秦テルヲ、橘小夢などの日本画から、ひとつのジャンルとなった月岡芳年の無惨絵などテーマに沿った名作が多数展示されています。また、絵画と同じく過渡期をむかえていた文学作品にに添えられた挿絵や雑誌に掲載された絵、版画などのほか、ミュシャやダンテ、エドワード・バーン=ジョーンズ、オーブリー・ビアズリーなど、日本の芸術家たちに大きな影響を与えた西洋画家たちの作品等、幅広い分野から出品されています。｢あやしい絵｣の詳しい解説や謎解きも用意されており、新しい発見に繋がる内容にもなっています。
今回記事として取り上げました非現実、退廃的、幻想的、エロティックといったテーマを作風としてもつ画家の作品集は洋書和書を問わず重点商品として幅広く取り扱いをしています。特に現代画家の画集はは買取も積極的にしていますので、美術書、画集を処分・お売りされる際にはご相談ください。
当展覧会に関連した画集や図録
●「甲斐庄楠音画集 ロマンチック・エロチスト」
出版社名：求龍堂
発行年月：2009年3月 初版
サイズ ：293ページ 26×20×3cm
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没後30年にして初画集。誇り高きナルシストの全貌を伝える唯一の画集。初公開資料満載。生涯貼り替え続けた嗜好満載「スクラップブック」ほか
当展覧会に関連した画集や図録
●「甲斐庄楠音と大正期の画家たち」
開催 ：1999年 千葉市立美術館ほか
サイズ ：147ページ 29×22cm
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本展は、大正-昭和初期にかけて生み出された楠音の代表的な作品を中心に、同時代に新しい日本画の存在意義をかけて苦悩した若き画家たち、岡本神草、稲垣仲静、梶原緋佐子らの作品を共に展観し、大正期における日本画の高揚を明らかにしようとするものです。（あいさつ文）
当展覧会に関連した画集や図録
●「橘小夢 幻の画家 謎の生涯を解く」
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著者名 ：加藤千鶴, 中村圭子, 加藤宏明
出版社名：河出書房新社
発行年月：2015年3月 初版
サイズ ：159ページ 21×15cm
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時間を越えてよみがえる真の美。
怖くて美しい!!長らく謎とされてきた「幻の画家」
「発禁の画家」橘小夢の画業の全貌をたどる、永久保存版。
当展覧会に関連した画集や図録
●「異端画家 秦テルヲの軌跡 デカダンから光明へ そして竹久夢二・野長瀬晩花・戸張孤雁」
開催 ：2003-2004年 練馬区美術館ほか
サイズ ：234ページ 30×23cm
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ソフトカバー
近代日本画史上できわめて異色な画業を残した秦テルヲの日本画、素描類を中心に彼と交友した竹久夢二や野長瀬晩花、戸張孤雁らをはじめ、時代を共に生きた作家たちの作品をあわせ約200点で
構成します。（あいさつ文）
当展覧会に関連した画集や図録
●「院曲 撤羅米 院曲サロメ 限定300部 ビアズリー画」
著者名 ：オスカー・ワイルド/オオブリー・ビアズレイ
出版社名：東出版
発行年月：1975年3月
サイズ ：136ページ 33×27×3.5cm
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ハードカバー
オスカー・ワイルドの戯曲「サロメ」の、オーブリー・ビアズリーによる挿画本です。
オスカー・ワイルド著/オオブリー・ビアズレイ画/日夏耿之介訳
限定300部発行のうち113番。
二重函入り、内函の装丁はクロスで、本体背革装・天金
当展覧会に関連した画集や図録
●「鏑木清方 挿絵図録 2冊」
・「鏑木清方/挿絵図録/文藝倶楽部編1」
1993年9月/95ページ
・「鏑木清方/挿絵図録/文藝倶楽部編2」
1994年3月/95ページ
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近代日本画の巨匠、鏑木清方による、文藝倶楽部に掲載された挿絵作品を多数掲載。
当展覧会に関連した画集や図録
●「Sandro Botticelli The Drawings for Dante's Divine Comedy」
著者名 ：Hein-Th. Schulze Altcappenberg,Jurgen Geiger
出版社名：Royal Academy of Arts, London
発行年月：2000年
サイズ ：360ページ 25×31×4cm
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ハードカバー
テキスト：英語
イタリア・フィレンツェ、ルネッサンス時代の巨匠、サンドロ・ボッティチェッリの2000年から2001年にロンドンのロイヤル・アカデミー・オブ・アーツなどで開催された展覧会の図録です。
当展覧会に関連した画集や図録
●「Edward Burne-Jones Victorian Artist-Dreamer」
著者名 ：Stephen Wildman,John Christian,Alan Crawford
出版社名：Metropolitan Museum of Art
発行年月：1998年
サイズ ：361ページ 32×25×3cm
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ハードカバー
テキスト：英語
英国ラファエル前派の画家、バーン・ジョーンズの作品集です。初期から晩年の絵画や版画、素描、グラフィック作品が、カラー＆モノクロで173点掲載されています。
当展覧会に関連した画集や図録
●「オーブリー・ビアズリー展 没後100年記念ヴィクトリア＆アルバート美術館所蔵」
開催 ：1998年
サイズ ：254ページ 24×19cm
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ソフトカバー
本書はヴィクトリア＆アルバート美術館の版画、素描、絵画部門、アシスタント・キュレーターであるスティーヴン・キャロウェイ氏の30年にも及ぶビアズリー研究の成果を1冊の本として刊行したものです。
（あいさつ文）
当展覧会に関連した画集や図録
●「アルフォンス・ミュシャ展 6冊」
・「図録 ミュシャ展 運命の女たち」
2017-2018年/松坂屋美術館ほか/191ページ/26×19×1.5cm/
ソフトカバー
・「図録 アルフォンス・マリア・ミュシャ展 Alphonse Maria Mucha
オフィス・オガタ監修/ネクサス/35ページ/30×22cm/ソフトカバー
・「図録 ミュシャ展 パリの夢 モラヴィアの祈り ミュシャ財団秘蔵
日本テレビ開局60年特別美術展」
2013-2014年/森アーツセンターギャラリー/209ページ/30×23cm/
ソフトカバー
・「図録 ミュシャ展 ミュシャ財団秘蔵 プラハからパリへ
華麗なるアール・ヌーヴォーの誕生」
2004-2006年/東京都美術館ほか/201ページ/30×23cm/
ソフトカバー
・「図録 アルフォンス・ミュシャ 生涯と芸術展」
1995-1997年/Bunkamura ザ・ミュージアムほか/245ページ/
29×23×1.5cm/ソフトカバー
・「図録 ミュシャ展 国立新美術館 公式カタログ」
求龍堂/2017年3月-初版/252ページ/30×23×2cm/
2,222円/ソフトカバー
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当展覧会に関連した画集や図録
●「上村松園画集 二重箱入り」
著者名 ：河北倫明,上村松篁・監修/原田平作,内山武夫・編集
出版社名：京都新聞社
発行年月：1989年6月
サイズ ：52×36×7.5cm
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・「図版編」
253ページ
・「解説編」
189ページ
ISBN→4763802496
すべてハードカバー
近代美人画に揺るぎない金字塔を打ち立てた日本画家、上村松園の大型判画集です。
作品図版251点掲載。限定1000部発行、図版編と解説編の2冊組。
二重箱入り、内函・本体2冊の装幀はクロスで、サイズ52×36×7.5cmの大型本です。
