菊竹清訓 山陰と建築 島根県立美術館
■ 菊竹清訓 山陰と建築
島根県立美術館
会期:2021年1月22日-2021年3月22日
島根県をはじめとした山陰地方には、日本を代表する建築家・菊竹清訓の手掛けた作品が多数存在しています。山陰地方最大規模の美術館である島根県立美術館もその一つです。
1928年福岡県出身の菊竹は、早稲田大学で建築を学ぶ中、すでに10代のうちから頭角をあらわしていました。25歳で自身の事務所「菊竹清訓建築設計事務所」を設立し、黒川紀章や槇文彦ら若手建築家とともに「メタボリズム」の提唱を行うなど、建築界を牽引していくようになります
「メタボリズム」とは、「新陳代謝」を意味し、身体が行うそれと同じように、建築も社会の変化に伴って進化していくべきたという考え方です。これらの建築思想を盛り込んだ著書「代謝建築論 か・かた・かたち」は現在でも多くの建築家に愛読されています。初期の代表作、自邸「スカイハウス」は菊竹の建築思想が存分に盛り込まれ、多くの注目を浴びました。また、内井昭蔵や伊藤豊雄をはじめ、多くの大物建築家が駆け出しの頃、菊竹清訓建築設計事務所で学んでいたことは有名です。
この展覧会では、全国各地に点在する菊竹建築の中から代表作、特に山陰地方にあるものに焦点を当て、図面やスケッチ等の資料、また菊竹が建築家人生で追究し続けた“未来都市の構想”についても取り上げています。
弊店では菊竹清訓の建築作品集や図録、関連書籍を重点分野として取り扱いしています。菊竹清訓の建築作品集につきましては、買取も積極的におこなっておりますので、ご蔵書を処分されることがありましたらご相談ください。
当展覧会に関連した作品集や図書も紹介していますので、展覧会に出かけられる前の予習、鑑賞された後の復習などにお役立てください。
菊竹清訓の建築作品集、展覧会図録や関連書籍
●「菊竹清訓作品集 「型」の展開」
出版社名:求龍堂
発行年月:1990年1月 初版
サイズ :253ページ 30×29×4.5cm
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函入り。
江戸東京博物館
川崎市市民ミュージアム
田部美術館
出雲大社神殿
ベルナール ビュフェ美術館
軽井沢高輪美術館
熊本県伝統工芸館
多摩田園都市展
今日の造形展 建築+美術 ほか
菊竹清訓の建築作品集、展覧会図録や関連書籍
●「菊竹清訓 作品と方法 1956-1970」
出版社名:美術出版社
発行年月:1973年3月
サイズ :262ページ 28*27cm
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ハードカバー
クロス装丁
1956年から70年までに実現した約200点の作品を収録。
菊竹清訓の建築作品集、展覧会図録や関連書籍
●「新建築 2012年5月臨時増刊 特集 菊竹清訓」
出版社名:新建築社
発行年月:2012年5月
サイズ :96ページ 30×22cm
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「28 Bois Originaux de Foujita Le Livre de Demai」
ソフトカバー
作品12題
改造による幼稚園/永福寺幼稚園
菊竹自邸(スカイハウス)
国立国際会館設計競技
出雲大社庁の舎
オリンピック選手村食堂 ほか
菊竹清訓の建築作品集、展覧会図録や関連書籍
●「菊竹清訓 構想と計画」
出版社名:美術出版社
発行年月:1978年
サイズ :30×28×4cm
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ハードカバー
ケース入り。
1910年代の渡仏以前の初期作品から、エコール・ド・パリを経て戦中の絵画、戦後渡仏後の最晩年の作品までを多数カラー掲載しています。
藤田芸術の集大成と言える厚さ5cmある作品集です。フランス語版。
菊竹清訓の建築作品集、展覧会図録や関連書籍
●「代謝建築論 か・かた・かたち」
出版社名:彰国社
発行年月:1974年 再版
サイズ :228ページ 18×13cm
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ソフトカバー
1 デザインの方法論
2 伝統について
3 目に見えるものの秩序
4 目に見えないものの秩序
5 建築は代謝する環境の装置である
6 建築家と思想
菊竹清訓の建築作品集、展覧会図録や関連書籍
●「メタボリズムとメタボリストたち」
編集 :大高正人, 川添登
出版社名:美術出版社
発行年月:2005年5月 初版
サイズ :247ページ 21×15cm
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ソフトカバー
川添登 メタボリストたちと学んだ時と今
大高正人 メタボリストたちと学んではじめた日本の街づくりと建築
菊竹清訓 メタボリズム1960、更新建築2005
槇文彦 群造形と現在、その四十五年の軌跡
栄久庵憲司 道具世界とメタボリズム
粟津潔 メタボリストからの出発
黒川紀章 メタボリズムと共生の思想
菊竹清訓の建築作品集、展覧会図録や関連書籍
●「SD スペースデザイン 特集 菊竹清訓」
出版社名:鹿島出版会
発行年月:1980年10月
サイズ :206ページ 30×22cm
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特集/メタボリスト菊竹清訓
第三世代の建築
とりかえ論 1950-1960年
方法論の時代 1960-1970年
かたの展開 1970-1980年
豊かな創造力と知的厳正さ
私の中の菊竹清訓の作品
菊竹清訓の建築作品集、展覧会図録や関連書籍
●「菊竹清訓 3冊セット」
出版社名:井上書院
サイズ :19×13cm
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・「人間の環境」
発行年月:1978年11月 初版
明日の環境
商業環境
視覚環境
住居環境
都市環境
海洋環境 ほか
・「人間の建築」
発行年月:1978年 改訂版
ある空間経験
建築空間の体系化
空間についての啓示
・「人間の都市」
発行年月:1978年 改訂
都市への提案
市民の都市
都市デザインの方法論
環境産業と都市住宅 ほか
菊竹清訓の建築作品集、展覧会図録や関連書籍
●「メタボリズムの未来都市展 戦後日本・今甦る復興の夢とビジョン」
開催 :2011年 森美術館
サイズ :335ページ 29×22×2.2cm
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森美術館「メタボリズムの未来都市展」は、戦後日本のもっとも重要な建築運動であるメタボリズムを世界に紹介しようというものです。
建築模型や図面、スケッチ、写真、記録映像、CG映像など、500点以上の展示物によって、約80のプロジェクトが紹介されています。
菊竹清訓の建築作品集、展覧会図録や関連書籍
●「プロジェクト・ジャパン メタボリズムは語る…」
著者名 :レム・コールハース, ハンス・ウルリッヒ・オブリスト
出版社名:平凡社 --絶版
発行年月:2012年2月 初版
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2005年から2011年の長期にわたり、建築家のレム・コールハースとキュレーターのハンス=ウルリッヒ・オブリストは、メタボリズムの現存者をはじめ、彼らの師、仕事仲間、ライバル、批判者、弟子、家族たちへのインタビューを行った。その集大成として作られた本書は、世界最後の前衛運動を生き生きと映し出し、建築が私的な現象ではなく、パブリックのためのものであった最後の瞬間を捉えたドキュメンタリーとなっている。-----本文-----
菊竹清訓の建築作品集、展覧会図録や関連書籍
●「メタボリズム 1960年代 日本の建築アヴァンギャルド」
著者名 :八束はじめ/吉松秀樹
出版社名:INAX出版 --絶版
発行年月:1997年10月 初版
サイズ :296ページ 24×16×2cm
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メタボリズム・グループの成立
グループの始動/空間とモデル
川添登のメタボリズム幻想
極星としての丹下健三
伝統論争とメタボリズム/川添登の戦略
メタボリズムの都市
菊竹清訓/顕現された空間/住空間のタイプ
黒川紀章/メタボリズム方法論/メタボリズムから共生へ
大高正人/メタボリズムと大地
槇文彦/メタボリズムとの距離「群造形」以後
メタボリズムの周辺
カプセルとムーブネット
メタボリズム幻想の消滅
プレ・メタボリズムとポスト・メタボリズム