北井一夫写真展 流れ雲旅 G&S 根雨|大阪
■ 北井一夫写真展 流れ雲旅
Bunkamura Gallery
会期:2021年1月15日(金)-2021年3月2日(火)
戦後日本を代表する写真家北井一夫の写真展です。
1944年満州鞍山生まれの北井氏は1960年代から写真家として活動を始めます。初期の頃は学生運動や闘争などの社会問題を追った作品を中心にしていました。
20歳で写真集「抵抗」を自費出版し、その頃からすでに新しい試みに踏み出していくバイタリティーに溢れていました。1970年代に入ると、高度経済成長によって都市に人々が流れ込み、多くの写真家も華やかな世界にカメラを向けがちでしたが、北井はあえてその裏でひっそりとしていた全国の農村に眼を向けます。
失われつあった農村部の人々の生活を撮影したシリーズ「村へ」で1976年第1回木村伊兵衛写真賞を受賞します。
「北井一夫写真展 流れ雲旅」では、1970年代から2000年にかけて、無くなりつつある村の原風景を撮影した人気のシリーズ「いつか見た風景」のほか、国内外を旅して撮影した「沖縄放浪」「フランス放浪」「1980年に」から、誰もがどこか懐かしい気持ちになる作品約40点を展示しています。
弊店では北井一夫の写真集を重点分野として取り扱いしています。北井一夫に関連する作品集につきましては、買取も積極的におこなっておりますので、ご蔵書を処分されることがありましたらご相談ください。
当展覧会に関連した作品集や図書も紹介していますので、展覧会に出かけられる前の予習、鑑賞された後の復習などにお役立てください。
北井一夫の作品集や関連書籍
●「新世界物語 北井一夫」
出版社名:長征社
発行年月:1981年11月 初版
サイズ :22×15×2cm
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大阪の新世界を撮影したモノクロフォトが、多数掲載されています。
北井一夫の作品集や関連書籍
●「いつか見た風景 Somehow Familiar Places Kitai Kazuo」
出版社名:冬青社
発行年月:2012年12月 初版
サイズ :179ページ 23×20×2cm
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1960年代から2011年までの主要な代表作が、160点以上を掲載。
北井一夫の作品集や関連書籍
●「北井一夫写真集 三里塚」
出版社名:のら社
発行年月:1975年3月 第2刷版
サイズ :183ページ 26×19×2cm
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ソフトカバー
函入り。
成田国際空港建設に反対する農民、活動家をとらえたドキュメンタリー・モノクロ写真を掲載。
北井一夫の作品集や関連書籍
●「1970年代NIPPON 北井一夫」
出版社名:冬青社
発行年月:2001年7月 初版
サイズ :25×19×2cm
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ソフトカバー
1970年代の人々の、普通の暮らしや風景をとらえたモノクロ・フォトを掲載
北井一夫の作品集や関連書籍
●「Walking with Leica2 ライカで散歩2 北井一夫写真集」
出版社名:冬青社
発行年月:2009年9月 初版
サイズ :68ページ 23×16cm
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ハードカバー
「今」を感じたままを撮影し即発表するという制作スタイルが「ライカで散歩」の中での彼の写真をより大胆に「感覚的」なものへと「進化」させている。