モダニストの日本美 石元泰博「桂」の系譜 三重県立美術館 3月4日まで!
■ モダニストの日本美 石元泰博「桂」の系譜
三重県立美術館
会期:2018年1月4日(木)-3月4日(日)
米国に生まれ、シカゴで写真を学びインターナショナルな視点を持った石元泰博は「桂離宮」シリーズを始め、日本建築の美しさとモダニズムの結びつきを写真という形で見いだしました。
代表作「桂」を中心に石元泰博の作品50点に加え、イサム・ノグチ、丹下健三、三岸好太郎、ル・コルビジェなど、日本の芸術の美を軸に、アーティストや建築家に関連する資料約160点も展示されています。
石元泰博に関連する作家の作品集や図録、関連書籍
●「桂 日本建築における伝統と創造」
著者名 :ワルター・グロピウス/丹下健三/石元泰博
出版社名:造型社
発行年月:1960年 初版
サイズ :228ページ 33×28cm
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ハードカバー
函入り
写真/石元泰博
レイアウト・装幀/ハーバート・バイヤー
巻末に英訳有り
この桂の本は、この離宮のいわゆる記録ではないし、まして
歴史家的な研究所でもその年代史的な記述でもない。またこ
の本の写真が示している桂は、現実に存在している桂そのも
のではないだろう。むしろこの本は一人の建築家と一人の写
真家の心象のなかに生きている桂の記憶である。
この桂には、日本の建築の一つの伝統の系譜がその基調をな
している。それはここにふれたように、王朝的文化の伝統で
あるといってよい。それはいわゆる日本的と呼ばれている
ところのものであって、私は広い意味で弥生的なもの、静的
な、平面的な形態均衝をもってあらわれる美的な形式性を
もっていて、そこに主観的情緒的なものが覆いかぶさった
ような性格をもっている、であると思う。
(本文)
以下目次より-----
日本における建築
日本建築における伝統と創造
図版
書院周辺
書院内部
月波楼
松琴亭へのアプローチ
賞花亭 園林堂
笑意軒
石元泰博に関連する作家の作品集や図録、関連書籍
●「石元泰博写真集 桂離宮」
出版社名:六耀社
発行年月:2010年5月 初版
サイズ :214ページ 31×26×3cm
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ハードカバー
写真家・石元泰博の桂離宮
半世紀の時を経て再現されたモノクロームの世界。
石元泰博に関連する作家の作品集や図録、関連書籍
●「写真家・石元泰博の眼 桂、伊勢 石元泰博コレクション1」
開催 :2011年 高知県立美術館
サイズ :166ページ 25×21cm
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ソフトカバー
桂離宮449点、伊勢神宮260点の図版を
掲載したものです。日本建築の美しさや現代性を再
認識するとともに、石元氏の美の本質に迫るゆるぎ
ない造形感覚に触れていただければ幸いです(あいさつ文)
丹下健三に関連する作家の作品集や図録、関連書籍
●「Kenzo Tange Architecture for the World」
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著者名 :Seng Kuan,Yukio Lippit
出版社名:Lars Muller Publishers
発行年月:2012年
サイズ :191ページ 21×26×1.8cm
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ハードカバー
テキスト:英語
国立広島原爆死没者追悼平和祈念館/香川県庁舎はじめと
したプロジェクトが、ディティールのカラー&モノクロ写真や
図面、模型などが、多数掲載されています。
丹下健三に関連する作家の作品集や図録、関連書籍
●「丹下健三 現実と創造 技術と人間 2冊」
出版社名:美術出版社
サイズ :312ページ 29×28cm
二冊とも函欠け
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・「現実と創造 丹下健三 1946-1958
1966年6月-初版
ハードカバー
この巻には、1946?1958年までの私の作品や私の書いた
ものを集めている。
丹下研究室という名でよばれているチームの協同作業に
よってできたものである。(本文)
広島計画/広島子供の家/清水市庁舎/東京都庁舎ほか
・「技術と人間 丹下健三+都市・建築設計研究所 1955-1964」
1968年6月-初版
ハードカバー
この巻は、1955年から1964年における作品・草月会館
から代々木国立屋内綜合競技場までを収録。
技術と人間あるいは文明と建築のテーマで取り組んだ最近の
作品群であります。
読者は、そこに文化と建築の尽きぬエネルギーを得、具体的
な技術面はもとより、芸術、日本文化のあり方、さらには経済
の問題に関しても、数多い教訓を得ることでしょう。
(本文)
以下目次より-----
草月会館
今治市庁舎
電通大阪支社
熱海ガーデンホテル
世界保健機構本部ジュネーブ計画案
高松一の宮住宅団地計画
東京カテドラル聖マリア大聖堂
代々木国立屋内総合競技場 ほか
論文/川添登/丹下健三
美的なものと生命的なもの
技術と人間、一つの作品と一つの提案
世界的に著名な建築設計界の第一人者丹下健三の代表
作品を立体的に集大成。
丹下健三に関連する作家の作品集や図録、関連書籍
●「Kenzo Tange Associates 丹下健三 都市建築設計研究所」
出版社名:丹下都市建築設計
サイズ :30×23×4.5cm
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すべてソフトカバー
テキスト:英語、日本語
丹下健三とその事務所、都市建築設計研究所の建築作品集です。
建築のディティール・フォトや図面が多数掲載されています。
函入り、発行年は記載無しですが、1992年頃と思われます。
・「Kenzo Tange Associates 1946-1979 Vol.1」
190ページ
・「Kenzo Tange Associates -1983 Vol.2」
202ページ
・「Kenzo Tange Associates -1987 Vol.3」
208ページ
・「Kenzo Tange Associates -1991 Vol.4」
200ページ
丹下健三に関連する作家の作品集や図録、関連書籍
●「現代の建築家 丹下健三 4冊」
著者名 :丹下健三, SD編集部
出版社名:鹿島出版会
サイズ :30×22cm
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すべてハードカバー
・「丹下健三 1」
発行年月:1980年7月 初版
特集/丹下健三
論文:いくつかの経験
作品年表・作品データ
経歴
作品/広島計画、平和公園と平和記念施設
東京都庁舎、香川都庁舎、倉敷市庁舎、WHO本部計画案
東京計画 1960年、築地再開発計画案
東京カテドラル聖マリア大聖堂、代々木国立屋内総合競技場
日南文化センター、山梨文化会館 ほか
・「丹下健三 2」
発行年月:1984年4月 初版
論文:情報化社会の建築と都市のあり方を索って
作品年表・作品データ
経歴
作品/サウジアラビア王国国家宮殿
サウジアラビア王国国王宮殿
キングファイサル財団本部
クウェート国際空港 ほか
・「丹下健三 3 1987」
発行年月:1987年5月
1980年代に入って 高度情報化社会の都市と建築を考える
作品年表・作品データ
経歴
作品/OUBセンター
シティ・テレコミュニケーション・センター
G.B.ビルディング
ナンヤン工科大学
ボローニア・フェイエラ地区センター ほか
・「丹下健三 4 1991」
発行年月:1994年5月 初版
21世紀に向けて 都市と建築への私の提言
作品年表・作品データ
経歴
作品/横浜美術館
大津プリンスホテル
広島国際会議場
君津市民文化ホール
大阪市バイオサイエンス研究所 ほか
丹下健三に関連する作家の作品集や図録、関連書籍
●「メタボリズムの未来都市展 戦後日本・今甦る復興の夢とビジョン」
開催 :2011年 森美術館
サイズ :335ページ 29×22cm
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ハードカバー
黒川紀章
丹下健三
磯崎新
戦後日本のもっとも重要な建築運動であるメタボリズムの世界。建築模型や図面、スケッチ、写真、記録映像、CG映像など、500点以上の展示物によって、約80のプロジェクトが紹介されています。