雲ひとつない青空に
キラキラと陽射し差し込む
木々が輝くお昼間に思う
梨木香歩(著)
「 西の魔女が死んだ 」
熟読し、一度 手放したけれど
また読みたくなり文庫を
購入したほど…。
今日のような昼下がりに
幾度もページめくりました。
ラベンダーの香り、鳥のさえずり
ゆったりとながれる西の魔女の住む
田舎で過ごす中での少女の心の成長。
小説も映画ともに好きです。
白猫亭 追憶の多い料理店」
宇野亜喜良
遠い過去の甘い思い出
美しく、艶やか
ロマンチックで
トロリと溶けそうな
甘美なひとときをとうぞ。
素敵なレシピとともに…。
神秘的でアンニュイ
大人な絵本をどうぞ ♡
〜Happy Valentine 〜
映画「 パリところどころ 」
フランス映画
1965年ヌーヴェルヴァーグを
代表する監督
ジャン=ダニエル・ポレ
ジャン・ルーシュ
ジャン・ドゥーシェ
エリック・ロメール
ジャン=リュック・ゴダール
クロード・シャブロル
によるパリを舞台にした
短編オムニバス映画です。
若き日の思い出、
リバイバル上映で観て触発された
好きな映画の一つ。
数十年前のパリの街に
クラシカルな映像。
おしゃれでちょっと皮肉な
何度観ても新鮮な感覚。
朝食の半熟茹で卵をエッグカップの上で
ナイフで割ってみたり、
赤のタートルニットを真似して着たのを
思い出します。
月と六ペンス
サマセット・モーム(著)
金原瑞人(訳)
家庭を放棄し、
手を差し伸べる人まで傷つけ
ひどい仕打ちを与える
身勝手な男ストリックランド。
しかし、全てを捨て無一文で
若い頃からの夢に向かい
その事だけに情熱を注ぎ全うする
強靭な精神力は何か惹きつける
不思議な力があります。
人間臭い登場人物等も
個性が強く それぞれがいい。
ストーリーだけでなく、
語り手「わたし」を通してみる情景、
表現、会話がとても魅力的であり
サマセット・モーム作品を
全て読みたいと思わせる
実におもしろく好きな作品です。
フランスの映画監督
ジャン=ジャック・べネックスが
13日 天に召されました。
「ディーバ」や「ベティ・ブルー」など知られていますが、
中でもベアトリス・ダール、ジャン・ユーグ・アングラード主演の映画
「ベティ・ブルー 愛と激情の日々」は
好きな映画の一つです。
まさに愛と激情の日々…
初めて観たのが10代後半だったかな、
こんなにも人を愛せるのかと心震え、
苦しいほどの切なさに涙したのを覚えています。
美しい映像に これしかないと言える
最高の音楽 (音楽はガブリエル・ヤレド)
私はラストのシーンが大好きです。
西陽が眩しい夏の夕暮れ時は
子どもの頃の夏休みを
想い出します。
ガラスのように透明で
大人や周りの子ども達の言葉に
一喜一憂していた
美しく懐かしい記憶。
どの断片もキュンとなる
幼い頃の想い出です。
そんな夕焼けが美しく
ちょっと切ない夏の黄昏時に合う
一冊を。
『 誕生日の子どもたち 』
トルーマン・カポーティ(著)
村上春樹(訳)
以前にトルーマン・カポーティ(著)
村上春樹(訳)の二冊をpostしていますが、
こちらはイノセント・ストーリー六話の作品集です。
東京バレエ団 全国ツアー
東京バレエ団 全国ツアー
東日本大震災10年/コロナ禍
復興プロジェクト
「HOPE JAPAN 2021」を観てきました。
演目は
「ギリシャの踊り」
振付:モーリス・ベジャール
音楽:ミキス・テオドラキス
「パキータ」
振付:マリウス・プティパ
音楽:レオン・ミンクス
「ボレロ」
振付:モーリス・ベジャール
音楽:モーリス・ラヴェル
躍動する肉体美
高度な振付を力強く、そしてしなやかに表現する美しさ。
ダンサーの皆さんの踊りに胸を打たれ
素晴らしい作品を観させていただきました。
大好きな演目ボレロ
子どもの頃に鑑賞した
マリシア・ハイデ、メロディの
ボレロが忘れられず、
数年前モーリスベジャール バレエ団
ジュリアン・ファヴローも鑑賞。
どのボレロもそれぞれのボレロで
素敵ででした。
今回のメロディは柄本弾さん
(日本人で『ボレロ』を踊ることを
許された唯一の男性ダンサー)
突き抜けた表現力に感動し
高揚感に包まれました。
素晴らしかったです。
コロナ禍で昨年から芸術鑑賞の場へ出向く事が減っていましたが、
やはり美しく素晴らしい作品に触れ
心打たれ感動する素敵さは、常に近くありたいと感じました。
「バンクシー展 天才か反逆者か BANKSY genius or VANDAL? 」
世界中に存在するバンクシーの
コレクター作品を集めた個展です。
心揺さぶるバンクシーの作品
皮肉だっぷりの天才ですね。
批評的な作品、風刺やエピグラムが
こんなに素敵になるのかと思いました。
混乱を呼ぶテーマパーク「ディズマランド」や世界一眺めの悪いホテル「壁に分断されたホテル」含め、魅力満載の刺激的な展示会でした。
旧名古屋ボストン美術館で2021年5月31日(月)までの開催です。
……. 「 図書館の子 」…….
文...佐々木譲
絵...蒲原みどり
チェロ演奏...竹本利郎
図書館で母を待つ六歳のぼくが、
吹雪になり図書館に閉じ込められた時の
お話。
竹本利郎さん演奏の
バッハ無伴奏チェロ組曲を
聞きながら、
そっと本の箱を開けます。
綴られていない
美しい絵が描かれた用紙に
No.が打たれた49枚。
穏やかに語りかけられるような
文章に、いつしか自分も絵の中の
図書館に迷い込んでしまい
六歳のぼくを見ているような
不思議な気持ちと
不思議な時間旅行ができる
不思議で素敵な一箱です。
1月20日 今日は大寒
すごく寒くけれど
テーブルはお花畑
春のよう ♪
大好きなチャイは豆乳で作りました。
温かくて美味しい。
ひとりおやつ ♪