人魚姫や白雪姫など 幾度と読み聞きした童話。
子どもの頃には
ただキラキラとした憧れや
可哀想という悲しみで胸がいっぱいに
なったように思います。
このように思い感じたでしょうか。
心を寄せる方の為に大切なものを
犠牲にし苦しみや辛さを受け入れる
強い思いや、
嫉妬や妬みが生む悍ましい醜さ。
欲深い愚かさ。
愛する方の為に気持ちを抑える
切なさなど、
歳を重ねてから読みかえす
名作といわれる童話には
苦しくなるほど万感胸に迫り
人のもつ本来の純粋な心や
素直さを再び思い出させるよう。
そんな名作童話から
中原淳一の美しい表現とイラストで
愛の溢れる童話絵本となっています。
「七人のお姫さま」
おもいでの童話の絵本
大光社 昭和42年3月初版
中原淳一(著)