作家・吉田篤弘さんの世界が 好きです。
夢の中へ落ちていくように、
本の中へ落ちていく感じが
とても心地いいのです。
パロール・ジュレと魔法の冒険
(著)吉田篤弘
この お話は 本の中へ入り込み
紙魚となり本の中の人物になって
ある秘密の調査をする諜報員と
それに関わる人々の不思議な話。
しかも、そのある秘密の調査とは
パロール・ジュレ(凍りついた言葉)。
なんでしょう?パロール・ジュレとは。
キノフという北の街では、
人の発した言葉が結晶して
凍りつく。
このパロール・ジュレを探る
不思議な不思議な話。
ファンタジーのようで冒険小説で
優しく切なく 素敵な話。